枋山駅

枋山駅（ほうざんえき）は、台湾南部の屏東県獅子郷に位置する台湾鉄路管理局南迴線の駅です。この駅は、台湾の鉄道駅の中で最も南に位置することで知られています。無人駅（乙種簡易駅）として運営されており、各上下線に1日2往復の区間車が停車します。

歴史

枋山駅は1992年10月5日に開業しました。当初は有人駅でしたが、2006年12月1日に招呼站（無人駅）に降格されました。この降格により、駅の運営はより簡素化されましたが、地域住民にとっては重要な交通拠点としての役割を担い続けています。

駅構造

駅の構造は、島式ホーム1面2線の地上駅です。開業当初は側線が設置されていましたが、一時的に撤去されました。その後、電化工事の際に再設置され、現在の形になっています。駅舎とホームは地下道で結ばれており、利用者は安全に往来することができます。この地下道は、列車の通過時にも安全を確保する上で重要な役割を果たしています。

利用状況

枋山駅の利用状況は、年によって変動があります。正確な年間利用者の推移データは提供されていませんが、南迴線の他の駅と同様に、主に地域住民の足として利用されています。観光客よりも、地元の住民が日常的に利用する駅として、地域社会に深く根ざしています。

駅周辺

駅周辺には、枋山渓が流れています。この渓流は地域の自然環境を豊かにしており、駅を訪れる人々にとっても、目を楽しませる存在です。駅の周辺には、大規模な商業施設などはなく、静かな環境が保たれています。

隣の駅

台湾鉄路管理局南迴線において、枋山駅の隣には、東側に内獅駅、西側に枋野駅があります。これらの駅も、南迴線の重要な駅として、地域交通を支えています。

台湾の東西南北端の駅

枋山駅は台湾の最南端の駅として、他の端の駅との関連性も注目されます。

最東端: 石城駅
最西端: 台南駅
最南端: 枋山駅
最北端: 崁頂駅（路面電車を除く場合：淡水駅、台湾鉄路管理局の駅に限る場合：海科館駅）

これらの駅は、台湾の地理的な特徴を示す上で重要なポイントとなっています。

関連項目

台湾の鉄道駅一覧
台湾の東西南北端の駅

外部リンク

ウィキメディア・コモンズには、枋山駅に関するカテゴリがあります。
台湾鉄路管理局　駅と周辺情報>枋山
(中国語、日本語、英語、朝鮮語で情報提供されています)

枋山駅は、その地理的な位置だけでなく、地域の交通を支える重要な駅として、多くの人々に利用されています。南迴線を旅する際には、ぜひこの駅にも立ち寄ってみてください。

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