柳亭燕路 (7代目)

七代目 柳亭 燕路

七代目柳亭燕路（りゅうてい えんじ）は、1959年2月27日生まれの福岡県北九州市小倉出身の落語家です。現在は落語協会に所属しており、本名は浅間聖史です。彼は、多くの業績を残しながら、日本の伝統的なストーリーテリングである落語の魅力を広めています。

経歴

彼は福岡県立小倉高等学校を卒業後、早稲田大学教育学部に進学しました。大学卒業後の1982年1月、十代目柳家小三治に入門し、前座名「九治」を名乗って活動を始めました。1987年5月には、橘家豊蔵や春風亭あさりと共に二ツ目に昇進し、本格的な活動を展開し始めます。

その後、1994年には北とぴあ若手落語家競演会で北とぴあ大賞を受賞し、1995年には国立演芸場花形演芸会金賞を獲得。これらの受賞歴は、彼の実力を強く示すものでした。1997年9月に七代目古今亭志ん馬と共に真打昇進し、七代目柳亭燕路の名を襲名しました。その後、北九州市民文化賞奨励賞を受賞するなど、さらなる評価を得ることになります。1999年には林家彦六賞も受賞し、彼の名声は地元を超えて全国へと広がっていきました。

芸歴

彼の芸歴は以下のように展開されています。

• - 1982年1月: 十代目柳家小三治に入門し、前座名「九治」を名乗る。
• - 1987年5月: 二ツ目昇進。
• - 1997年9月: 真打昇進、七代目柳亭燕路を襲名。

これらの活動は彼の成長を示し、落語という芸能の中で確固たる地位を築くことに寄与しました。

人物

燕路はただの落語家ではなく、多才な人物です。彼は乗馬に関するライセンスを有しており、日本馬術連盟からB級認定を受けています。また、高校や中学校の社会科教員免許も所持しており、教育者としての側面も持ち合わせています。

活動

彼は柳家禽太夫や林家小染と共に池袋演芸場で定期的に三人会を開催し、地域の人々に落語の楽しさを提供しています。また、学校での落語の普及活動にも積極的です。2015年11月5日には愛知県瀬戸市立水無瀬中学校の文化祭で「学校DE寄席」を行い、古今亭志ん吉や江戸家まねき猫と共に落語を披露しました。さらに、2020年12月19日には東京都青ヶ島村立青ヶ島小中学校で「わんぱく寄席」を開催し、楽しいひとときを提供しています。

弟子

彼は柳亭こみちという弟子を持ち、後進の育成にも力を注いでいます。

七代目柳亭燕路の多岐にわたる活動は、今後の落語の発展に大きく寄与することでしょう。彼自身の個性や教養は、落語の魅力を一層引き立て、観客に深い感動を与え続けています。

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