柳町 (川崎市)

柳町（やなぎちょう）

柳町は、神奈川県川崎市幸区に位置する町名で、丁目は設定されていません。住居表示は未実施で、面積は約28.8ヘクタールです。

地理

柳町は幸区の南端に位置し、南武線の線路が南側の境界、川崎駅西口通りが北側の境界となっています。町域の約3分の2は東京電力の川崎変電所とキヤノン川崎事業所が占めており、住宅地は北側に集中しています。

隣接する地域は、北側が南幸町、東側が大宮町、南側が川崎区の日進町・堤根、南西側が横浜市鶴見区の尻手です。

歴史

大正時代まで、この地域は水田が広がる場所であり、多摩川の氾濫原の一部でした。特に尻手駅に近い場所は低湿地でした。1936年（昭和11年）に東芝の柳町事業所が操業を開始し、2003年（平成15年）には郵便物宛名自動読取区分機や自動改札機、電力量計などが製造されていましたが、同年にキヤノンに土地が売却されました。東芝の事業所の機能は2005年までに小向地区などへ移転し、跡地にはキヤノンの川崎事業所が設置され、生産技術の拠点として活用されています。

地名の由来

地名の由来は、この地域を流れる小川のほとりに生えていた柳にちなむとされています。

沿革

• - 1933年（昭和8年）：耕地整理により柳町が設置。
• - 1936年（昭和11年）：東芝の柳町工場が操業を開始。
• - 1972年（昭和47年）：川崎市が政令指定都市に移行し、川崎市幸区柳町となる。
• - 2005年（平成17年）：東芝の柳町事業所が閉鎖。

旧字名

1933年（昭和8年）の耕地整理では、南河原の戊大宮耕地、辛荻場耕地、砂子の南河原耕地の一部が柳町となりました。

世帯数と人口

2024年（令和6年）9月30日現在、川崎市が発表した世帯数と人口は以下の通りです。

（データは最新のものを参照してください）

人口の変遷

国勢調査による人口の推移は以下の通りです。

（データは最新のものを参照してください）

世帯数の変遷

国勢調査による世帯数の推移は以下の通りです。

（データは最新のものを参照してください）

学区

市立小・中学校の学区は以下の通りです（2023年12月時点）。

（最新の情報を参照してください）

事業所

2021年（令和3年）の経済センサス調査によると、事業所数と従業員数は以下の通りです。

（データは最新のものを参照してください）

事業所数の変遷

経済センサスによる事業所数の推移は以下の通りです。

（データは最新のものを参照してください）

従業員数の変遷

経済センサスによる従業員数の推移は以下の通りです。

（データは最新のものを参照してください）

交通

鉄道

• - JR南武線が町の南部を通り、尻手駅が最寄り駅です。
• - 川崎駅西口通りが町の北端を通っています。

路線バス

• - 川崎鶴見臨港バス（臨港バス）が、西口通りを経由して多数のバスを運行しています。
• - 市電通りにある「柳町」バス停を経由するバスは非常に少なく、平日早朝に1本のみです。

道路

• - 市電通りと西口通りが町内を通っています。川崎駅東口方面から尻手駅方面へ向かうルートは、神奈川県道140号川崎町田線に指定されています。
• - 第二京浜国道（国道1号）が町の北部をかすめています。

施設

• - 東京電力川崎変電所
• - キヤノン川崎事業所

その他

• - 日本郵便：郵便番号は212-0015、集配局は川崎港郵便局です。
• - 警察：管轄区域は以下の通りです（最新の情報を参照してください）。

関連項目

• - 柳町 (曖昧さ回避)

脚注

（脚注の内容をここに記載）

参考文献

• - 『川崎の町名』日本地名研究所 編、川崎市、1995年。
• - 『角川日本地名大辞典 14 神奈川県』角川書店、1984年。

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