柴本浩行

柴本浩行について

柴本浩行（しばもと ひろゆき）は、1955年12月18日生まれの日本の声優、俳優、歌手であり、愛知県岩倉市出身です。彼は81プロデュースに所属し、長いキャリアの中で多くの作品に携わってきました。芸名は以前の阿部健太や柴本広之から改名され、独自の道を歩んでいます。

経歴

柴本は中学生のころから歌に興味を持ち、オーディション番組『スター誕生!』に参加しました。1972年にはクラウン全国歌謡新人コンクールで優勝し、これを機に歌手としての道を志すようになります。16歳で東京に上京し、MK企画に所属、1973年にはEPレコード『ぼくら青春』で歌手デビューを果たします。その後、俳優としても活動し、特に1980年のミュージカル『アニーよ銃をとれ』では、大きな影響を受けました。

1984年には劇団四季の『コーラスライン』のオーディションに合格し、後にアニメ『機動戦士Ζガンダム』のオーディションにも合格するという幸運に恵まれ、1985年に声優デビューを果たしました。

以降、彼は声優、俳優としてだけではなく、教育者としても後進の育成に取り組んでいます。81プロデュースや文化学院で講師を務め、次世代の talentたちを指導しています。

人物・エピソード

柴本は名古屋予選を経てクラウン全国歌謡新人コンクールで決勝進出を果たし、多くの著名な歌手がいる中であまり緊張しなかったエピソードがあります。レコード吹き込み時には逆に非常に緊張し、足が震える程だったそうです。上京後、東京都立小山台高等学校に転校し、昼間は仕事をしながら、定時制で学校生活を送っていました。

また、彼の芸名が変わったきっかけとして、妻の田中真弓とともに選ばれたという経緯があります。「柴本」という苗字は埼玉の人物から、名前の「裕行」は自身の字画に合ったものを選び5日間悩み続けた結果決定したそうです。

声優キャリア

彼の声優としてのキャリアは非常に多岐にわたり、『機動戦士Ζガンダム』ではアポリー・ベイ役を演じた他、アニメ『ドラえもん』では様々なキャラクターを担当しています。彼の吹き替え作品も多く、映画やテレビシリーズでも活躍しています。

舞台やミュージカル

彼は舞台にも出演し、特にミュージカルにおいてはその演技力を発揮しました。また、柴本は自身の経験を活かし、振付や演出も手がけ、多彩な芸術活動を行っています。

結婚とプライベート

田中真弓とは1985年12月25日に結婚、子供も一人授かりますが、その後離婚。しかし、その後も共演を続けるなど、絆が続いています。柴本の趣味には器械体操やサッカーがあり、尊敬するアーティストには布施明や堺正章を挙げています。

柴本浩行は、今もなお多彩な才能を発揮し続ける声優・俳優として多くのファンに愛されています。彼のこれからの活動にも注目が集まることでしょう。

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