柴田徹也

柴田徹也（しばた てつや、1973年10月24日 - ）は、日本の作曲家であり、音楽制作会社ユニークノートの代表取締役を務めています。かつてはカプコンに所属し、数々の人気ゲームのサウンドを手掛けたサウンドクリエイターとして知られています。

カプコン時代

1997年にカプコンに入社した柴田は、アーケードゲーム開発部門に配属され、「ヴァンパイア」シリーズや「パワーストーン」シリーズなど、数々のアーケード作品に携わりました。その後、家庭用ゲームの分野に進出し、「デビルメイクライ」シリーズをはじめ、カプコンの20以上のタイトルでその才能を発揮しました。

柴田の音楽の特徴は、ハードロックからジャズまで幅広いジャンルを網羅している点です。「デビルメイクライ」シリーズのような激しいロックサウンドを手がける一方で、「アウトモデリスタ」のような洗練されたジャズミュージックも得意としています。また、「モンスターハンター」シリーズでは、サウンドコーディネーターとしてサウンドのレコーディングやプロデュースも担当し、その才能を多岐にわたって発揮しました。

2009年には、作曲した「デビルメイクライ4」のテーマ楽曲"Out of Darkness"が、アメリカの「G.A.N.G. award」でベストボーカル楽曲にノミネートされるという栄誉に輝きました。さらに、サウンドディレクター/プロデューサーとして、「バイオハザード5」や「モンスターハンター3」などの海外オーケストラレコーディングをプロデュースするなど、国際的な活躍も見せています。2009年には、東京芸術劇場にて「モンスターハンター5周年記念コンサート」を企画・開催し、大きな成功を収めました。

ユニークノート設立後

2009年6月30日にカプコンを退社し、翌7月1日に青木佳乃と共に株式会社ユニークノートを設立。現在では、ゲーム音楽の制作にとどまらず、テレビ、ラジオ、ミュージカルの作曲や、アーティストの楽曲の編曲など、幅広い分野で活躍しています。

代表的な作品

柴田徹也の代表的な作品としては、以下のようなものが挙げられます。

Automodellista ~Staff Roll~（アウトモデリスタ）
3rd Time's the Charm（バイオハザード アウトブレイク）
目覚め（モンスターハンター）
Devils Never Cry（デビルメイクライ3）
Out Of Darkness（デビルメイクライ4）
Shall Never Surrender（デビルメイクライ4）
* Hammerhead（ファイナルファンタジーXV）

これらの楽曲は、柴田の幅広い音楽性と才能を物語っており、多くのファンを魅了し続けています。

その他の活動

柴田徹也は、ゲーム音楽の作曲家としてだけでなく、アレンジャー、リミキサーとしても活躍しています。acid androidやL'Arc〜en〜Ciel、VAMPSなどのアーティストの楽曲のアレンジやリミックスを手がけるなど、その才能は多岐にわたります。

また、ミュージカル「楽園」の音楽を担当するなど、舞台音楽の分野でもその才能を発揮しています。さらに、オールナイトニッポンモバイルのラジオ番組の音楽を担当するなど、幅広いメディアで活躍しています。

柴田徹也は、その才能と情熱を持って、これからも様々な分野で活躍していくことが期待される、注目の作曲家です。

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