栃の山博士

栃の山 博士（とちのやま ひろし）

1973年2月24日生まれ、東京都立川市出身の元大相撲力士。
千賀ノ浦部屋（入門時は春日野部屋）に所属し、現在は世話人として日本相撲協会に貢献している。
本名は山田 博士（やまだ ひろし）。
身長175cm、体重130kg、血液型はO型。
得意技は押し。
最高位は西幕下2枚目（2001年9月場所）。

経歴

関東第一高等学校相撲部出身。高校時代は目立った実績はなかったが、拓殖大学進学後、相撲部でレギュラーとして活躍。
大学相撲部の1年後輩には栃乃洋がいる。
大学卒業を間近に控えた1995年1月場所、大学の先輩である千賀ノ浦親方（元関脇・舛田山）を頼り、春日野部屋に入門。
初土俵を踏む。

初土俵から幕下定着まで

初土俵時の四股名は「栃ノ山」。
初めて番付に名前が載った翌3月場所、序ノ口で6連勝を記録するも、13日目の7番相撲で志賀（後の大関・栃東）に敗れ、序ノ口優勝を逃した。
続く5月場所でも6連勝するが、またも志賀に敗れ、序二段優勝もならなかった。
その後も6勝1敗の好成績を続けていたが、幕下に昇進した1996年1月場所で1勝6敗と大きく負け越し、三段目に陥落。

1996年5月場所で7戦全勝で三段目優勝を果たすと、翌場所で幕下に復帰。
同年11月場所には、関取昇進の可能性が示唆される幕下15枚目以内に初めて昇格。
しかし、その後は幕下で一進一退の状況が続き、1998年9月場所には再度三段目に陥落。
同場所では7戦全勝を達成するも、優勝決定戦で古市に敗れ、2度目の三段目優勝はならなかった。

翌11月場所から幕下に定着。
西幕下2枚目で迎えた2001年9月場所は、3勝3敗で迎えた12日目の7番相撲で十両の濱ノ嶋と対戦。
勝ち越しと関取昇進をかけて土俵に上がるも、敗れた。
十両力士との対戦は過去5回あり、2勝3敗という結果だった。

改名と引退

2002年1月場所から「栃之山」に、2004年1月場所から「栃の山」に改名。
2004年9月27日に千賀ノ浦親方が千賀ノ浦部屋を創設すると、それに伴い部屋を移籍。
その後も幕下中位から三段目上位で若手力士と互角の勝負をしていたが、2013年5月場所を前に、嵐望とともに日本相撲協会に世話人として採用されたことを機に、40歳で現役を引退した。

2016年には入籍し、同年6月6日に東京ガーデンパレスで挙式・披露宴を行った。

主な成績

通算成績：391勝364敗2休（109場所）
各段優勝：三段目優勝1回（1996年5月場所）

改名歴

栃ノ山 拓（とちのやま ひろし）：1995年1月場所 - 2001年11月場所
栃之山 拓（とちのやま ひろし）：2002年1月場所 - 2003年11月場所
栃の山 博士（とちのやま ひろし）：2004年1月場所 - 2013年5月場所

脚注

関連項目
大[[相撲力士一覧]]
40歳以上まで現役を続けた力士一覧
東京都出身の人物一覧
拓殖大学の人物一覧

外部リンク
栃の山博士 - 千賀ノ浦部屋へようこそ！
* 栃の山 博士 - 相撲レファレンス

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