栃木県道18号小山壬生線

栃木県道18号小山壬生線の概要

栃木県道18号小山壬生線（とちぎけんどう18ごう おやまみぶせん）は、小山市から下都賀郡壬生町まで続く主要地方道です。この道路は、小山市市街地の北端に位置する喜沢からおおよそ真北に向かい、下野市の西部を経由して壬生町に至ります。大部分の区間は、旧日光西街道に当たることが特徴で、沿道にはかつての宿を示す一里塚や、下野国分寺をはじめとした歴史的な遺構が点在しています。

かつてこの道は「小山今市線」として知られており、例幣使街道との重複部を含む日光西街道全区間を表す路線でした。道路の歴史を紐解くことで、地域の文化や交通の変遷を感じ取ることができます。

路線データ

• - 起点: 栃木県小山市大字喜沢（喜沢分岐点交差点＝栃木県道265号粟宮喜沢線交点）
• - 終点: 栃木県下都賀郡壬生町通町（大師町南交差点＝国道352号・栃木県道172号上田壬生線交点）
• - 実延長: 11.432 km

歴史

この道路は、1961年4月1日に主要地方道小山今市線として認定されました。その後、1975年4月1日には、小山今市線の一部区間（壬生町 - 今市市間）が国道352号に指定され、国道との重複指定が行われました。1983年1月17日には路線変更に伴い、小山壬生線として再認定され、壬生町と今市市間の県道指定が解除されました。また、1993年5月11日には建設省から、県道小山壬生線が小山壬生線として主要地方道に指定され、現在の形が整いました。

路線状況

この道は、地域の重要な通りとして知られており、「壬生通り」としても親しまれています。また、下都賀郡壬生町の中心部では「蘭学通り」と呼ばれる区間も存在します。

重複区間

この道路は、以下の栃木県道と重複しています。

• - 栃木県道33号小山環状線（小山市扶桑歩道橋交差点 - 羽川西小前交差点）

地理

通過する自治体

• - 小山市
• - 下野市
• - 栃木市
• - 下都賀郡壬生町

交差する道路

• - 栃木県道265号粟宮喜沢線（起点）
• - 国道4号（小山市大字喜沢・喜沢交差点）
• - 栃木県道33号小山環状線（小山市扶桑歩道橋交差点）
• - 栃木県道33号小山環状線（小山市羽川西小前交差点）
• - 栃木県道44号栃木二宮線（下野市国分寺・花見ヶ丘交差点）
• - 栃木県道183号下野壬生線（下都賀郡壬生町中央町）
• - 栃木県道121号壬生停車場線（下都賀郡壬生町中央町・壬生駅入口交差点）
• - 国道352号・栃木県道172号上田壬生線（終点）

参考文献

• - 栃木県県土整備部道路保全課 "道路現況調書 平成19年4月1日現在"、2008年。

栃木県道18号小山壬生線は、地域の交通網において重要な役割を果たしており、その歴史や文化的背景を知ることによって、利用者はさらに深い理解を持つことができます。

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