桑名義治

桑名 義治 (くわな よしはる)

生い立ちと学歴

桑名義治は1930年3月18日、福岡県に生まれました。1956年には明治大学法学部を卒業し、法律の知識をもとに政治の道へ進むことになります。

政治家としての活動

彼は福岡県議会の議員を務めた後、1969年に行われた第32回衆議院議員総選挙において、福岡4区から公明党の公認候補として立候補し見事当選を果たしました。これは彼にとって、政治家としての重要な出発点となりました。

その後、1972年の第33回衆議院議員総選挙では惜しくも落選しましたが、1974年には第10回参議院議員通常選挙に福岡県選挙区から公明党の公認候補として出馬し、再び当選を決めます。この選挙では、彼は党内での影響力を増し、2期にわたり参議院議員としての任務を全うしました。

彼は参議院では運輸委員長や党中央委員などの重要な役職を歴任し、特に運輸分野での政策立案に注力しました。彼の活動は、交通インフラの整備や物流の円滑化を推進すると共に、国民の生活に寄与するものでした。

しかし、1986年の第14回参議院議員通常選挙では再び落選。これが彼にとって政治家としてのキャリアの終焉となりましたが、それまでの長い政治人生は多くの人々に影響を与えました。

晩年と死去

政治の第一線を退いた後も、桑名は地域社会での活動を続け、多くの人々と交流を持っていたようです。しかし、2021年1月2日、彼は誤嚥性肺炎のため、北九州市内の病院で90歳という長寿を全うしました。この日、彼の死は周囲の人々に深い悲しみを残しました。

評価と影響

桑名義治は、日本の政治界で重要な役割を果たした政治家の一人であり、特に福岡県においてはその名が広く知られています。彼の活動は、公明党に所属する一政治家として、多くの成果を上げており、運輸政策にも多大な影響を与えました。

引用文献

彼の足跡や業績については、いくつかの著作に記録されています。『議会制度百年史 貴族院･参議院議員名鑑』（大蔵省印刷局、1990年）や『新訂 政治家人名事典 明治～昭和』（日外アソシエーツ、2003年）などが参考にされるでしょう。これらの文献は、彼の政治活動や背景を知る上で貴重な資料となっています。

桑名義治の人生は、彼が過ごした時代を反映しつつ、多くの人々に影響を与えたことを物語っています。

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