桜町駅

桜町駅は、長野県飯田市桜町二丁目に位置する、東海旅客鉄道（JR東海）飯田線の駅です。単式ホーム1面1線を有する地上駅で、飯田駅が管理する無人駅となっています。

歴史

桜町駅は、1923年（大正12年）8月3日に伊那電気鉄道の駅として開業しました。当時は桜町停留場という名称で、飯田駅から元善光寺駅まで延伸した際に開設されました。その後、1943年（昭和18年）8月1日に伊那電気鉄道線が国有化され、飯田線の一部となり、鉄道省（後の日本国有鉄道）の駅となりました。1947年（昭和22年）4月20日には、飯田大火によって駅施設が焼失するという被害を受けました。

1971年（昭和46年）12月1日には、荷物扱いが廃止されると同時に、業務委託駅となりました。さらに、1985年（昭和60年）4月1日には業務委託が終了し、無人駅となりました。1987年（昭和62年）4月1日の国鉄分割民営化に伴い、JR東海の駅となり現在に至ります。

駅構造

桜町駅は、単式ホーム1面1線を有する地上駅です。駅舎は簡素な造りで、待合室と乗降用のホームのみが存在します。駅は飯田駅によって管理されており、無人駅のため駅員は配置されていません。

利用状況

桜町駅は、飯田市街地に位置しているため、地域住民の利用が多い駅です。具体的な1日平均乗車人員については、詳細なデータは公表されていません。

駅周辺

駅周辺には、飯田市街地が広がっており、様々な施設が存在します。

長野県道15号飯島飯田線: 駅のすぐ近くを走っており、交通の便が良いです。
長野県飯田風越高等学校: 実質的な最寄駅となっており、学生の通学に利用されています。学校から駅までの直線距離は飯田駅の方が近いですが、歩くと桜町駅の方が近いため、多くの学生が利用しています。
日本年金機構飯田年金事務所: 年金に関する手続きを行うことができます。
長野銀行飯田支店: 金融機関が近くにあり、便利です。
飯田警察署: 地域住民の安全を守る警察署が近くにあります。
長野地方裁判所飯田支部: 裁判所も駅の近くに位置しています。

隣の駅

桜町駅は、JR東海飯田線に所属しており、隣の駅は以下の通りです。

飯田線
快速「みすず」（上りのみ停車）：飯田駅 - 桜町駅 - 伊那上郷駅
普通：飯田駅 - 桜町駅 - 伊那上郷駅

脚注

[参考文献]
曽根悟（監修）（著）、朝日新聞出版分冊百科編集部（編集）（編）「飯田線・身延線・小海線」『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』第3号、朝日新聞出版、2009年7月26日。

関連項目

* 日本の[[鉄道駅一覧]]

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