桟橋通一丁目停留場

桟橋通一丁目停留場について

桟橋通一丁目停留場（さんばしどおりいっちょうめていりゅうじょう）は、高知県高知市の桟橋通一丁目に位置するとさでん交通の路面電車停留場です。地域の交通手段として長い歴史を持ち、現在も多くの住民や観光客に利用されています。

歴史

この停留場は1904年5月2日に設立された帯田停留場として開業しました。開業当初、梅の辻と桟橋間を結ぶ重要な交通拠点でした。設立から34年後の1938年には、名称が桟橋通二丁目停留場へと変更されました。この変更に伴い、同じく梅の辻停留場との間にあった鏡川町通停留場も先行して桟橋通一丁目停留場と名付けられました。

その後、1955年には初代の桟橋通一丁目停留場が廃止され、新たに現在の桟橋通一丁目停留場として再開されました。さらには、2014年10月に土佐電気鉄道が高知県交通と経営統合し、新たにとさでん交通が設立され、この停留場もその一部として運営されるようになりました。

年表

• - 1904年（明治37年）5月2日: 帯田停留場として開業。
• - 1930年（昭和5年）10月21日: 停留場の移設が認可。
• - 1934年（昭和9年）4月25日: 鏡川町通停留場の開業が認可。
• - 1938年（昭和13年）2月1日: 桟橋通二丁目停留場に改名。鏡川町通停留場は桟橋通一丁目停留場へ改称（初代）。
• - 1955年（昭和30年）6月20日: 初代桟橋通一丁目停留場が廃止され、新たにこの名称が付与。
• - 2014年（平成26年）10月1日: とさでん交通に統合され、現在の形態に。

停留場構造

桟橋線は道路上に設置された併用軌道として機能しており、停留場には2つのホームがあります。これらのホームは、南北方向に伸びる2本の線路を挟むように設置されていますが、互いのホームは交差点を挟んで離れています。具体的には、交差点の南側には桟橋方面行きのホーム、北側には高知駅方面行きのホームがあります。この構造は、利用者にとって利便性を提供しつつ、交通の流れを円滑に保つ役割を果たしています。

停留場周辺の環境

周辺には潮江市民図書館や高知県道34号桂浜はりまや線、さらには「桟橋通一丁目」バス停留所も位置しています。周囲には高知銀行南支店や浄信寺、高知市青年センターなどがあり、活気ある地域です。これらの施設は地元住民や観光客にも利用されており、観光地としても重要な役割を果たしています。

隣接する停留場

• - 梅の辻停留場
• - 桟橋通通二丁目停留場

桟橋通一丁目停留場は、単なる交通の要所だけでなく、周囲の活気あるコミュニティや文化施設と連携し、都市の発展にも寄与しています。高知市を訪れる際には、ぜひ足を運んでみてください。

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