梅ケ谷駅

梅ケ谷駅（うめがだにえき）

梅ケ谷駅は、三重県度会郡大紀町大内山に位置する、東海旅客鉄道（JR東海）紀勢本線の駅です。山間部に位置し、自然に囲まれた静かな環境が特徴です。

歴史

梅ケ谷駅は、元々信号場として開設されました。以下にその歴史をまとめます。

1965年（昭和40年）2月27日：国鉄紀勢本線の大内山駅 - 紀伊長島駅間に梅ヶ谷信号場として新設。
1965年（昭和40年）11月1日：梅ケ谷駅に昇格。運転取扱職員のみ配置。
1983年（昭和58年）12月21日：無人駅化。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化に伴い、JR東海の駅となる。

特急「くろしお」の運行開始に伴い、列車待避所が必要となり、駅間距離の長い大内山駅 - 紀伊長島駅間に信号場が設けられました。地元住民からの要望もあり、旅客駅として昇格しました。

駅の西側にある公園には、駅開設を記念する石碑が建立されています。

駅構造

島式ホーム1面2線を有する地上駅で、列車交換が可能です。ホームは高い位置にあり、駅舎はありません。ホーム中央の階段を下りると、紀勢本線の下を東西に走る道路に出ます。

のりば
1番線：亀山方面
2番線：新宮方面

紀伊長島駅が管理する無人駅で、構内紀伊長島方には荷坂トンネルが見えます。駅の近くにはトイレが設置されています。

利用状況

近年の一日平均乗車人員は以下の通りです。（「三重県統計書」より）

年度	1日平均乗車人員
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駅周辺

駅周辺は山間部で、南側には荷坂峠があります。紀勢本線は当駅と紀伊長島駅の間で荷坂峠を越えます。

駅の東側は国道42号に面しており、国道沿いに集落が点在しています。駅西側には八柱神社があり、公園として整備されています。公園には公衆トイレも備えられています。

大内山川は駅北側で進路を変え、梅ヶ谷川と合流しています。国道42号は、この合流地点より南側では梅ヶ谷川に、北側では大内山川に沿って走ります。

梅ケ谷駅は、熊野古道伊勢路の荷坂峠およびツヅラト峠ルートの登山口となっており、下り特急「南紀」が一部臨時停車します。熊野古道へ向かうには、当駅から紀伊長島駅へ向かうのが便利です。

隣の駅

東海旅客鉄道（JR東海）

■紀勢本線

大内山駅 - 梅ケ谷駅 - 紀伊長島駅

脚注

注釈

出典

関連項目

日本の鉄道駅一覧

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