梅林駅 (福岡県)

梅林駅について

梅林駅（うめばやしえき）は、福岡県福岡市城南区梅林四丁目に位置する福岡市地下鉄七隈線の駅です。この駅は日本最南端の地下鉄駅として知られています。駅番号はN05であり、利便性と地域の重要な交通拠点として利用されています。

駅のシンボルマーク

梅林駅のシンボルマークは、空港線・箱崎線のマークを手掛けた西島伊三雄によってデザインされました。彼が2001年に逝去したため、その前に描かれていた原案を基に彼の息子である西島雅幸が完成させました。このマークは地名にちなんで、木に咲く梅の花をモチーフにしています。また、駅の識別カラーはDIC-50（明るい紫みの赤）で、天神南駅や桜坂駅と共通のカラーです。

駅の管理と業務

梅林駅は橋本駅によって管理されており、駅業務はJR九州サービスサポートが担当しています。以前は、JR西日本福岡メンテックがこの業務を行っていましたが、現在はJR西日本中国メンテック福岡支店が受託しています。

歴史

梅林駅の設計は2000年6月28日に始まり、2001年2月22日には計画が完了しました。その後、施工は2003年3月8日から2004年7月31日まで行われ、2005年2月3日に開業しました。この時点で業務委託駅としての運営が開始され、駅の利用者にとって便利な交通手段が整いました。

2007年にはバイクと自転車の駐輪場がオープンし、さらに利用しやすい環境が整備されました。駅自体は地下に位置する島式ホームを一面持ち、2線の構造を備えています。各階の面積は、地上220平方メートル、地下1階は3,341平方メートル、地下2階は2,462平方メートルです。個性を表現する「個性化壁」には、うす赤紫色の花崗岩が使用されています。

利用状況

2023年度の1日あたりの平均乗車人数は1,469人であり、開業以降は徐々に増加傾向にありますが、七隈線の駅の中では最も少ない利用者数となっています。過去のデータに基づくと、利用状況は一定の変動を見せていますが、地域の交通手段としての役割を果たしています。

駅周辺の環境

梅林駅周辺には国道202号の福大トンネルが開通しており、福岡高速環状線が地上高架で通過しています。この地域はもともと住宅街でしたが、用地の買収を通じて幹線道路と鉄道の整備が進められました。さらに、2006年8月には駅前にスポーツクラブがオープンするなど、地域の発展が見られます。

駅周辺には梅林中公園や福岡大学、福岡大学病院、梅林古墳などもあり、住民や訪問者にとって便利な施設が揃っています。これらの施設は、地域のコミュニティや観光名所としての役割も果たしており、梅林駅は地域社会に根ざした重要な交通の要所となっています。

隣接駅

梅林駅は七隈線の一部であり、隣接駅には野芥駅（N04）及び福大前駅（N06）があります。駅同士の結びつきが、この地域での移動を一層便利にしています。

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