福大前駅

福大前駅について

福大前駅（ふくだいまええき）は、福岡県福岡市城南区七隈八丁目に位置する福岡市地下鉄七隈線の駅です。この駅は、駅番号N06として知られており、地域の交通拠点として重要な役割を果たしています。

駅のシンボル

駅のシンボルマークは、空港線や箱崎線のシンボルマークを手掛けた西島伊三雄が2001年に亡くなる前にデザインしたものを基に、息子の西島雅幸が完成させました。モチーフは福岡大学の応援歌「七隈トンビ」で、学生帽がデザインに施されています。また、駅識別カラーはDIC-641（系統色名：こい青）であり、同じカラーが別府駅と次郎丸駅にも使われています。

歴史と開業

駅の設計は2000年6月28日から2001年2月22日にかけて行われ、その後の施工期間は2003年3月8日から2004年7月31日まで続きました。駅は2005年2月3日に開業し、開業当初から業務委託駅として運営されています。駅業務は橋本駅が管理し、JR九州サービスサポートが受託しています。

さらに、2011年1月4日には福岡大学病院の新診療棟が完成し、駅と病院が直接結ばれる形になりました。これにより、利用者にとって利便性が向上しました。

駅の構造

福大前駅は地下に設けられた島式ホーム1面2線を有する構造です。ホームドアが設置されており、利用者の安全が考慮されています。駅の各階の面積は、地上部分が198平方メートル、地下1階が3,287平方メートル、地下2階が2,327平方メートルとなっています。

地上出入口はガラスで壁面が構成され、屋根には耐久性の高いテフロン膜が用いられています。コンコース階は広々とした多目的スペースが確保されており、憩いの場や受験シーズンにおける臨時切符売場など多目的に活用されています。また、目を引く「個性化壁」には、赤色の砂岩が用いられており、駅の独自性が強調されています。

利用状況

福大前駅の2022年度の平均乗車人員は6,028人です。この数字は開業以来の乗車人員の推移を示しており、地域の交通機関としての役割が確認されています。

駅周辺の施設

この駅の周辺には福岡大学と福岡大学病院があり、駅は市道鳥飼梅林線の真下に位置しています。福岡大学の正門に最も近い駅であり、西鉄バス「福大前」バス停とは別の位置にあります。福大前駅は大学敷地の西側にあり、最寄バス停は「福大正門前」となっています。

駅周辺には、福岡大学、福岡大学病院、晴明病院、福岡市立片江小学校、西鉄片江営業所、西片江公園などの施設があります。これにより、駅は地域生活に密接に関わる重要な施設ともなっています。

隣接駅

福大前駅の隣には、七隈線の梅林駅（N05）と七隈駅（N07）が存在しています。これにより、利用者は他の駅へのアクセスも容易になります。

福大前駅は、地域の重要な交通の要所であり、多くの人々にとって利便性高い存在として利用されています。

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