椎原邦彦

椎原邦彦

椎原邦彦（しいはら くにひこ）は、1932年10月10日生まれの日本の俳優、声優です。鹿児島県出身で、舞台、映画、テレビドラマ、アニメ、吹き替えと幅広い分野で活躍しました。

経歴

1951年に鹿児島県立甲南高等学校を卒業。高校時代には演劇コンクールで優勝し、演出賞と演技賞を受賞したことがきっかけで新劇の世界へ進むことを決意しました。

1954年、俳優座演劇研究所を3期生として卒業後、三期会（後の東京演劇アンサンブル）を結成。地方巡業も行い、新劇運動を推進しました。1964年9月には劇団新劇場に加盟し、創作活動にも力を注ぎました。その後、劇団歴史座に所属していました。

劇団外のマネジメントは、グループ・てえぶら、太平洋テレビジョン芸能部を経て、1960年からは東京俳優生活協同組合に所属していました。

主な出演作品

テレビドラマ

アジアの曙（田応詔役）
NHK大河ドラマ 三姉妹（浪士井上役）
少年探偵団
土曜劇場「百足ちがい」（大村田役）
路傍の石
鞍馬天狗

映画

雲ながるる果てに
激動の昭和史 軍閥（田部参謀役）
ここに泉あり（青井役）
サラリーマン出世太閤記（黒岩役）
日蝕の夏（小柳役）

舞台

森の野獣（1955年、劇団三期会） - クルト役
日本人民共和国（1963年、劇団三期会） - 黒田役
海鳴りの底から（1964年、劇団三期会） - 金作役
母（1964年、劇団三期会） - イワン・ウエツソウチコフ役

テレビ番組

ぼくは科学記者

テレビアニメ

忍風カムイ外伝（外面役）
鉄腕アトム (アニメ第1作)

吹き替え

映画「走れサイモン」（ジェイムズ・ベスト）
ドラマ「The F.B.I.」（海軍医）
ドラマ「原子力潜水艦シービュー号」（フランシス・シャーキー）
ドラマ「スパイ大作戦」
ドラマ「生贄」（カルロス・エネロ）
ドラマ「イメージをだぶらせろ」（カール）
ドラマ「タイムトンネル「世界の終わり」」（ブレイン〈ポール・カー〉）
ドラマ「敵」（ピーター・ブラウン）
ドラマ「電撃スパイ作戦」（ガレージメカニック〈タルフリン・トーマス〉）
ドラマ「ドクター・ウェルビー「反逆ドクター」」（コバック〈カス・ギャラス〉）
ドラマ「秘密指令S #2」
ドラマ「弁護士ジャッド「象牙の塔からの眺め」」（ジョーンズ〈アル・フリーマン・ジュニア〉）
人形劇「キャプテン・スカーレット」
人形劇「鐘は13なった!」（メイシー）
人形劇「スペクトラムの暗号をねらえ!」（メイシー）
人形劇「サンダーバード」
人形劇「オートレーサー・アランの危機」（ビクター・ゴメツ）
人形劇「情報員MI.5」（カール）
人形劇「ロンドン指令X 4人のにせ札団」（スパイカー）

ラジオ

日曜ライブラリー 田舎教師（1965年、NHKラジオ第1放送） - 朗読

スタッフ参加作品

玄海灘（1972年、劇団歴史座） - 台本
リア王（1972年、劇団俳優座） - 方言指導

参考文献

『新劇便覧』テアトロ、1965年。

注釈

注釈は省略

出典

* 出典は省略

椎原邦彦は、舞台俳優としての活動を軸に、テレビドラマや映画、アニメ、吹き替えなど、幅広い分野で活躍した多才な人物です。その演技力と表現力は多くの観客を魅了し、日本の演劇界に大きな足跡を残しました。

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