楊浦区

楊浦区（ようほく、簡体字中国語: 杨浦区、拼音: Yángpǔ Qū、英語: Yangpu District）は、中華人民共和国上海市に位置する市轄区です。

地理

楊浦区は上海市中心城区の北東部に位置し、東及び南は黄浦江を隔てて浦東新区と接しています。西は大連路、密雲路、逸仙路で虹口区と、北は旧江湾空港を隔てて宝山区と隣接しています。

区内を南から東に向かって流れる黄浦江は、上海市の重要な生活用水源となっています。かつては中州に位置していましたが、近代の埋立工事により現在は陸続きとなっています。上海市最大の住宅地区である中原小区も楊浦区に存在し、多くの住民が生活しています。

歴史

楊浦区の歴史は、1945年（民国34年）に設置された楊樹浦区に遡ります。その後、1949年に楊浦区と改称され、現在に至っています。この名称変更は、新たな時代の始まりを象徴するものでした。

行政区画

楊浦区は、下部に12の街道を管轄しています。これらの街道は、区の行政運営の基礎単位として機能し、地域住民の生活に密着したサービスを提供しています。

教育

楊浦区は、中国における高等教育機関の集積地として知られています。区内には、復旦大学、同済大学、上海財経大学、中国人民解放軍第二軍医大学、上海理工大学など、数多くの重点大学が立地しています。これらの大学は、国内外から優秀な学生を集め、高度な研究活動を展開しています。

これらの大学の附属学校である復旦中学、控江中学、楊浦高級中学、交大附中なども、高い教育水準を誇り、多くの優秀な人材を輩出しています。このような背景から、楊浦区は「知識の楊浦」と称され、教育と研究の中心地としての地位を確立しています。

過去に存在した区分

楡林区

外部リンク

上海市楊浦区人民政府

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