横尾三郎

横尾三郎：ベテラン俳優の多彩なキャリア

横尾三郎（よこお さぶろう）氏は、1950年5月11日生まれの新潟県上越市出身の俳優、声優である。東京俳優生活協同組合に所属し、俳協演劇研究所第2期卒業という経歴を持つ。171cm、64kgの体格で、長年にわたる活躍から、多くの視聴者やファンに知られる存在となっている。

テレビドラマにおける活躍

横尾氏のキャリアはテレビドラマにおいて特に輝きを放っている。1970年代後半から活動を開始し、NHK大河ドラマへの出演が多数を占める。代表的な作品として、『黄金の日日』（1978年、北畠信雄役）、『獅子の時代』（1980年）、『峠の群像』（1982年）、『徳川家康』（1983年）、『翔ぶが如く』（1990年）、『太平記』（1991年）、『炎立つ』（1993年 - 1994年）、『徳川慶喜』（1998年）などがある。これらの作品において、彼は時代劇に欠かせない公家、官吏、重臣といった重要な役どころを演じ、確かな演技力で視聴者の心に深く刻まれた。

NHK大河ドラマ以外にも、数多くのテレビドラマに出演し、その役柄は時代劇に限らない。現代劇においても幅広い役柄をこなすその演技力は、高い評価を得ている。たとえば、『ロボット110番』（1977年、テレビ朝日）、『特警ウインスペクター』（1990年、テレビ朝日）、『はぐれ刑事純情派』（2003年、テレビ朝日）など、様々なジャンルの作品でその姿を見ることができる。

舞台、アニメ、特撮における活動

テレビドラマ以外でも、横尾氏は舞台俳優としても活躍している。『おしの』『黒いチューリップ』『下谷万年町物語』『杜子春』『船乗りクプクプの冒険』『雪国』など、数々の舞台作品に出演し、その演技力を磨いてきた。

声優としての活動も忘れてはならない。代表作として、『無敵超人ザンボット3』（信一役）、『無敵鋼人ダイターン3』、 『伝説巨神イデオン』（ナブール・ハタリ役）、『シティーハンター2』などがある。また、劇場版アニメ『セロ弾きのゴーシュ』や特撮作品『TVオバケてれもんじゃ』『どきんちょ!ネムリン』にも参加している。

CMやバラエティ番組への出演

さらに、横尾氏はCMやバラエティ番組にも出演している。『週刊CHINTAI』のCMやバラエティ番組『Kiss My Fake』など、活動は多岐にわたる。

まとめ

横尾三郎氏は、長年にわたり、テレビドラマ、舞台、アニメ、特撮、CM、バラエティ番組と、多様な分野で活躍を続けるベテラン俳優、声優である。その幅広い演技力と存在感は、多くの作品に深みと魅力を与え続けている。彼の今後の活躍にも期待が高まる。

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