横浜指路教会

横浜指路教会は、神奈川県横浜市中区尾上町に位置する、日本基督教団に所属する教会です。その歴史は1859年、アメリカ長老教会から派遣された宣教医ジェームス・カーティス・ヘボンの来日に始まります。

1874年、ヘボンは関内居留地にこの教会を設立しました。初代牧師にはヘンリー・ルーミスが就任しました。「指路」という教会名は、旧約聖書に登場する地名・人名のシロ（Shiloh）に由来し、ヘボン自身の出身教会名でもあります。

教会はその後、何度かの移転を経て現在地に移りましたが、1923年（大正12年）の関東大震災により、当時の教会堂は倒壊するという大きな被害を受けました。現在の教会堂は、1926年（大正15年）に再建されたものです。その後、横浜大空襲で内部が全焼する被害も受けましたが、復興を果たしました。1988年（昭和63年）には、横浜市認定歴史的建造物に認定されています。

2000年（平成12年）12月には、創立125周年記念事業の一環として、スイスのマティス社製のパイプオルガンが設置されました。このパイプオルガンは、教会の礼拝や音楽イベントで美しい音色を奏でています。

横浜指路教会の所在地は、横浜市中区尾上町6丁目85です。交通アクセスは、JR根岸線または横浜市営地下鉄ブルーラインの関内駅で下車し、徒歩約4分。または、JR根岸線または横浜市営地下鉄ブルーラインの桜木町駅で下車し、徒歩約5分です。どちらの駅からもアクセスしやすい場所にあります。

この教会は、映画のロケ地としても使用されており、日本映画『さらば あぶない刑事』では、警察の重要物保管所の外観として登場しました。その特徴的な外観は、映画ファンにも印象を与えています。

また、横浜指路教会は、横浜バンド、長老派教会、日本基督公会、日本基督教会とも関連があります。これらの団体や教会は、日本のキリスト教の歴史において重要な役割を果たしており、横浜指路教会もその歴史の一部を担っています。

横浜指路教会は、その歴史的背景と美しい建築、そしてパイプオルガンなど、多くの魅力を持っています。横浜を訪れる際には、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

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* 横浜指路教会

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