横浜水上警察署

横浜水上警察署について

横浜水上警察署は、神奈川県警察が管轄する、横浜市警察部隷下の第一方面に属する警察署です。署長は警視が務め、識別章所属表示はIJです。大阪、神戸と並び、日本国内でも数少ない水上警察署の一つであり、その活動範囲は陸上と水上の両面に及びます。

担当区域

陸上では、赤レンガ倉庫や横浜コスモワールド、横浜ワールドポーターズなどが立ち並ぶ新港町一帯、大さん橋周辺、山下埠頭などを担当します。これらの地域は、観光客や地元住民で賑わう、横浜を代表するスポットです。

水上では、横浜港全域はもちろん、横浜駅や鶴見方面の河川までが管轄区域に含まれます。港湾区域での事件・事故対応に加え、河川での水難事故や不審者の発見など、幅広い水上での事案に対応しています。

庁舎

庁舎は、横浜港のシンボルとも言える大さん橋の袂に位置しています。国際都市横浜の海の玄関口として、国内外からの訪問客が最初に目にする場所の一つです。

所在地とアクセス

• - 所在地: 神奈川県横浜市中区海岸通1丁目1番地
• - アクセス:

- 横浜高速鉄道みなとみらい線 日本大通り駅より徒歩約5分
- 横浜市営地下鉄ブルーライン・JR根岸線 関内駅より徒歩約20分

管轄区域の詳細

• - 陸上: 横浜市中区、神奈川区の一部
• - 水上:

- 横浜港湾区域（南は金沢区から北は鶴見区まで）
- 大岡川、中村川、帷子川、入江川、鶴見川の一部

沿革

• - 1952年10月22日: 横浜市水上警察署として新設。
• - 1955年7月1日: 神奈川県警察が横浜市警察を統合したことに伴い、神奈川県水上警察署となる。
• - 1957年10月1日: 名称を神奈川県横浜水上警察署に変更。
• - 1984年: 現在の庁舎が落成。

組織

横浜水上警察署は、以下の6課体制で運営されています。これは神奈川県内の警察署では唯一かつ最小規模の組織です。

• - 署長（警視）
• - 副署長（警視）
• - 警務課
• - 会計課
• - 生活安全課
• - 交通地域課（警ら用無線自動車1台、警備船艇10隻）
• - 刑事課
• - 警備課

交番と連絡所

• - 交番:

- 山下ふ頭交番（横浜市中区山下町279番地1）
- 新港町交番（横浜市中区新港二丁目1番2号）
（以前、大さん橋交番が当署斜向かいに存在した。）

• - 連絡所:

- 川崎港連絡所（川崎市川崎区千鳥町）
- 湘南港江の島連絡所（藤沢市江の島）

警備艇

横浜水上警察署は、以下の警備艇を保有しています。

• - 神1 しょうなん（平成9年就役、41t）
• - 神2 あしがら（平成21年就役、21t）
• - 神3 つるぎ（旧そうぶ）（平成25年就役、10t）
• - 神5 はこね（平成23年就役、10t）
• - 神6 みうら（平成21年就役、10t）
• - 神7 ちどり（平成5年就役、1.5t）
• - 神8 はやかぜ（平成28年就役、10t）
• - 神11 やまゆり（平成6年就役、1.3t）
• - その他、水上バイク2艇

これらの警備艇は、横浜港内外における様々な事件・事故に対応するため、日夜活動しています。

過去の重大事件・事故

• - 横浜港韓国人女性死体遺棄事件

外部リンク

• - 横浜水上警察署

横浜水上警察署は、横浜の海と陸の安全を守るため、日々活動を続けています。

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