樹れい子

樹れい子のプロフィールと経歴

樹れい子（いつき れいこ）は、1957年5月28日に誕生し、モデル、タレント、女優として日本のエンターテインメント界で活躍しています。本名は賀小美（が しょうみ）で、彼女はアメリカと中国のハーフです。身長169cmで、当時の彼女自身の申告によると、B85cm、W58cm、H88cmというスタイルを持っています。

家族と幼少期

彼女は愛知県小牧市で生まれました。父親はイタリア系アメリカ人、母親の賀淑蘭は中国・河北省出身の台湾人です。母親は早くに再婚し、賀小美には異なる父親から生まれた2人の妹もいます。母親は飲食店で働きながら、娘たちを育てる厳しい環境の中で生活しました。賀小美は中国国籍を持ちながらも、日本で育ち、日本語しか話せない生活をしていました。彼女は小牧市立小牧小学校から愛知県立小牧高等学校まで進学しました。

モデルとしてのキャリア

彼女の芸能界入りは15歳のとき、名古屋周辺でのスカウトがきっかけでした。高校1年生のときには、『女性セブン』の専属モデルとして活動を始めます。また、1973年には長島温泉で開催されたミス・グランスパー長島で1位を獲得し、有名なコンテストミス・インターナショナルの日本代表にも選ばれましたが、国籍が問題となり辞退する結果となりました。これにより彼女はさらに注目を集め、テレビや映画、広告など多方面からオファーが殺到しました。

特に映画『激突! 殺人拳』への主演が決まったことで、彼女は女優としての活動も本格化。とはいえ、脅迫事件により映画出演を断念せざるを得なくなります。この事件は、彼女が芸能界に入ることへの恐怖を大いに煽り、不安な日々を送ることとなりました。

トップモデルとしての飛躍

賀小美は1974年からカネボウのキャンペーンガールとして活動し、そのキャリアを確立しました。彼女は1978年に大ヒットしたカネボウのポスターで一躍トップモデルとしての地位を築きます。その美貌は人気を集め、水着ポスターは街中から盗まれるほどの人気を誇りました。

さらに、テレビドラマ『やあ!カモメ』に出演し女優デビューも果たします。ところが、同年秋から体調不良に悩まされ、仕事を辞めることとなります。入院中、横井英樹と呼ばれる男が彼女を度々見舞うことで、周囲では噂が飛び交うなどプライベートでの困難も経験しました。

私生活と課題

1978年、横井英樹との関係がマスコミに取り上げられると、彼女のイメージに大きな影響を及ぼしました。樹はこれに対し、横井とは家族ぐるみの付き合いがあり、愛人関係ではないと明言しました。しかし、彼女はこの後、様々なメディアを通じて私生活について多くの誤解を招く結果となりました。

1980年には事故に遭い、しばらくの間入院。こうした事件によって彼女のキャリアは一時の間停滞しましたが、1985年には日本国籍を取得し、さらなる活動を続けていきます。

樹れい子は、モデルや女優としてだけでなく、家庭においても多くの挑戦を乗り越えながら、生き生きとした人生を歩み続けています。彼女は柔道や少林寺拳法を学んでおり、アクションスターになる夢も抱いていたことがあります。モデル業界への情熱も持ちつつ、肉体的な限界が来た際にはやめなければならないと考えています。今もなお、彼女の活動は注目に値し続けています。

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