橋場

橋場（はしば）

橋場は、東京都台東区に位置する町名であり、一丁目と二丁目に分かれています。郵便番号は111-0023です。

地理

台東区の北東部に位置し、北は隅田川を挟んで墨田区堤通と接しています。南は今戸、西は清川、北部は明治通りを挟んで荒川区南千住に接しています。このエリアは、商業施設と住宅が混在しているのが特徴です。

歴史

橋場の地名の由来は、『義経記』や『源平盛衰記』に記載されている浮き橋に由来すると言われています。かつて隅田川には、最も古い渡しとして知られる橋場の渡しが存在し、現在の橋場二丁目と墨田区堤通を結んでいました。この渡しは1913年（大正2年）まで利用されていました。1964年（昭和39年）の住居表示変更によって、浅草石浜町と浅草橋場町の一部が統合され、新たな町名として「橋場」が誕生しました。

世帯数と人口

2020年（令和2年）12月1日現在のデータによると、橋場の世帯数と人口は以下の通りです。
（詳細な世帯数と人口は、最新の台東区の公式統計データをご参照ください。）

小・中学校の学区

橋場に居住する児童・生徒が通う区立小・中学校の学区は以下の通りです。
（最新の学区情報は、台東区教育委員会の公式情報を確認してください。）

交通

鉄道

橋場には鉄道駅はありませんが、北側に位置する南千住駅が利用可能です。南千住駅からは、JR常磐線、東京メトロ日比谷線、つくばエクスプレスが利用できます。

バス

台東区内を巡回するコミュニティバス「めぐりん」が利用できます。

北めぐりん：「橋場老人福祉館西（産業研修センター）」、「橋場一丁目」停留所
ぐるーりめぐりん：「橋場二丁目」、「橋場二丁目アパート前」、「橋場一丁目」停留所

都営バスも利用可能です。

都営バス里22系統：日暮里駅前行き、南千住車庫前行き、亀戸駅前行き

施設

東京都人権プラザ
台東区立産業センター
台東区立石浜図書館
橋場寺不動院：関東三十六不動霊場の第23番霊場に指定されている天台宗の寺院です。
福寿院：曹洞宗の寺院です。
保元寺：浄土宗の寺院です。
玉蓮院：浄土宗の寺院です。
松吟寺：曹洞宗の寺院です。
台東区立橋場公園
宗教法人東方之光

出身・ゆかりのある人物

大熊仁三郎：浅草区会議員、地主、日出土地社長として活躍しました。
岡田茂吉：世界救世教の教祖であり、生誕地は広場として整備されています。
小松宮彰仁親王：浅草に別邸を構えていました。
三条実美：別邸「對鴎荘」を有していました。
梶原一騎：木賃アパートで生まれました。代表作に「巨人の星」などがあります。

参考文献

交詢社編『日本紳士録 第38版』交詢社、1934年。

関連項目

白鬚橋
落語：「橋場の雪」という噺があります。

外部リンク

台東区公式サイト

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