橋本一郎

橋本 一郎について

橋本一郎（はしもと いちろう）は、1985年10月17日生まれの日本の俳優および映画監督で、俳優業の一環として鈍牛倶楽部に所属しています。東京都に生まれ育ち、父親は著名な俳優である役所広司です。成城大学法学部を卒業した後、大学では映画研究部に属し、演技への関心を深めることとなりました。

初期のキャリア

彼の映画キャリアは2007年の作品『俺は、君のためにこそ死ににいく』で始まり、初めて俳優として注目を集めました。その翌年には『ひゃくはち〜我ら補欠 夢と煩悩のかたまり〜』で役を演じましたが、本格的な演技の場面が訪れるのはそれ以降です。しかし、2008年に公開された『劒岳 点の記』の撮影中に、過去の柔道に起因する膝の古傷が再発し、医師から撮影の継続を断念するよう指示されるという困難に直面しました。

監督の木村大作は、彼を撮影隊から外すのは忍びないとの思いから、彼の痛みを反映したシーンを急遽挿入し、作品のクオリティを保つために工夫を凝らしました。これにより、橋本は吉田清三郎役として、痛みを抱えつつ演技を続けることができました。

監督としての活動

2023年には、自身が監督を務め主演も果たした映画『アーバンクロウ』が公開され、さらなる挑戦に挑み続けています。これにより、俳優だけでなく監督としての実力も発揮し、これからの映画キャリアに期待が寄せられています。

主な出演作品

橋本は数々の映画に出演してきました。代表作には以下のようなものがあります：

• - 『俺は、君のためにこそ死ににいく』（2007年）
• - 『ひゃくはち』（2008年）
• - 『劒岳 点の記』（2009年） - 吉田清三郎役
• - 『冷たい熱帯魚』（2011年）
• - 『悪の教典』（2012年） - 小田嶋刑事役
• - 『信虎』（2021年） - 穴山信君役
• - 『アーバンクロウ』（2023年） - 主演・赤井一郎役

また、テレビドラマにも多く出演しています。

• - 『セカンドバージン』（2010年） - 坂口貴浩役
• - 『コウノドリ』（2015年） - 福田義人役
• - 『17才の帝国』（2022年） - 笹野聡役

プライベート

柔道初段の資格を持ち、中級レベルの茶道も習得している橋本は、学業と同時にさまざまな趣味を持つ人物です。彼の持ち味は深い感情表現力で、役柄ごとに異なる人物像を鮮烈に描き出しています。

橋本一郎は、才能豊かな俳優でありながら監督としても新たな道を切り開きつつある注目の存在です。今後のさらなる活躍が期待されます。

もう一度検索