檀田

檀田（まゆみだ）

長野市北東部に位置する檀田は、浅川が地区の南端を流れる扇状の地形が特徴です。住所は檀田一丁目と二丁目に分かれており、住居表示が実施されています。郵便番号は381-0052で、長野市役所若槻支所の管轄区域です。

地理と特徴

地区の南部を東西に走る北部幹線沿いには大型店舗が立ち並び、商業地としての側面も持ち合わせています。浅川の左岸に沿って広がるこの地域は、西部が浅川の谷口にあたります。周辺は、他の大字や町丁と接しており、長野市の都市近郊として発展してきました。かつては稲作が盛んな地域でしたが、浅川の河川改修により水害のリスクが軽減されたことで宅地化が進みました。現在では、西部にわずかに農村の風景が残るのみで、区画整理が完了した地区はほぼ完全に住宅地や商業地となっています。

また、檀田という地名は難読であるため、長電バスの路線では「マユミダ」と表示されています。ただし、バス停の名称は一貫して漢字表記です。また、「壇田」と誤って表記されることもあります。

歴史

現在の檀田地区は、かつての上水内郡檀田村に相当します。

旧檀田村の歴史

• - 江戸時代：松代藩の領地でした。
• - 1753年頃：真光寺村（現在の長野市真光寺）で石油が産出された影響で、檀田村にも油井が作られました。
• - 1879年：郡区町村編制法の施行により、上水内郡に属することになりました。
• - 1889年：市町村制の施行により、上水内郡の稲田村、徳間村、上野村、吉村、田子村、東条村、西条村と合併し、若槻村となりました。
• - 1939年：論電ヶ谷池（現在の長野市上ヶ屋）の決壊により、浅川が氾濫し、大きな被害を受けました。
• - 1954年：若槻村が長野市に編入され、旧檀田村の地域は大字檀田となりました。

長野市檀田の歴史

• - 1967年：大字檀田の一部が分割され、大字若槻団地が発足しました。
• - 2003年：北部幹線の檀田地区内区間が開通し、沿道に大型店舗が相次いで出店しました。
• - 2005年：住居表示が実施され、大字檀田の一部が檀田一丁目、二丁目となりました。
• - 2006年度：檀田土地区画整理事業が完了し、22.9haが整備されました。

交通

路線バス

地区内を以下の長電バスの路線が運行しています。

• - 3系統：長野駅 - 宇木 - 浅川西条
• - 4系統：長野駅 - 檀田 - 三才駅 - 市民病院 - 柳原

施設

檀田一丁目

• - 檀田公園
• - 西友 長野北店
• - ケンタッキーフライドチキン 檀田店
• - サイゼリヤ 長野檀田店
• - 大戸屋 長野稲田店
• - アメリカンドラッグ まゆみ田店
• - タイヤガーデン ピットイン若槻店
• - ユニクロ アクロスプラザ長野北店
• - 綿半ホームエイド 檀田店

大字檀田

• - 若月神社
• - 北長野ゴルフセンター
• - 中部電力 浅川変電所

もう一度検索