歌詞ピタ

歌詞ピタとは

歌詞ピタは、ソニーのデジタルオーディオプレーヤー「ウォークマン」で楽曲を再生する際に、歌詞を自動でスクロール表示する機能でした。楽曲を聴きながら歌詞を追いかけたり、歌を歌ったりする際に非常に便利な機能として、多くのユーザーに利用されていました。しかし、2018年7月31日をもってサービスは終了しました。

概要

歌詞ピタは、音楽を聴きながら歌詞を確認したい、あるいは歌詞を覚えて歌いたいといったニーズに応えるための機能です。再生中の楽曲に合わせて歌詞が自動的にスクロール表示されるため、手軽に歌詞を確認できます。歌詞は3行で表示され、早送りや巻き戻しなどの操作も歌詞を見ながら行えるため、聴きたい箇所をすぐに探し出すことが可能です。

対応環境

歌詞ピタは、以下の環境で利用可能でした。

OS、ブラウザ

Windows 10 Pro (32bit/64bit)
Windows 10 Home (32bit/64bit)
Windows 8.1 Pro (32bit/64bit)
Windows 8.1 (32bit/64bit)
Windows 8 Pro (32bit/64bit)
Windows 8 (32bit/64bit)
Windows 7 Ultimate (32bit/64bit)
Windows 7 Professional (32bit/64bit)
Windows 7 Home Premium (32bit/64bit)
Windows 7 Starter (32bit)
Microsoft(R) Internet Explorer 11.0 以上 (32bit版) がデフォルトに設定されている上記OS

ウォークマン対応機種

NW-A10, A20, A30, A840, A850, A860
E050, E050K, E060, E060K, E080, E080K
F800, F800BT, F800K, F880
S10, S10K, S640, S640K, S740, S740K, S750, S750K, S760, S760K, S764BT, S770, S770BT, S770K, S780, S780K
WM1, Z1000, ZX

歌詞ピタ終了後の代替手段

歌詞ピタのサービス終了後、ウォークマンで歌詞を表示するには、ユーザー自身で歌詞データを作成する必要があります。歌詞データは「.lrc」という拡張子のファイルとして作成し、楽曲ファイルと同じ名前で同じフォルダに保存することで、ウォークマン上で歌詞を表示させることができます。

LRCファイルの作成方法

歌詞ファイルの作成には、テキストエディタを使用する方法や、専用のツールを使用する方法があります。

テキストエディタ: メモ帳などのテキストエディタを使用して、歌詞とタイムスタンプを記述したファイルを「.lrc」形式で保存します。
Media Go: ソニーが提供していたメディア管理ソフト「Media Go」には、歌詞データを作成する機能がありました。このツールを使って歌詞データを作成することも可能です。
プチリリメーカー: 株式会社シンクパワーが提供する「プチリリメーカー」は、歌詞データを作成するためのツールです。このツールを利用することで、簡単に歌詞データを作成できます。

脚注

歌詞ピタのサービスは終了しましたが、現在でもLRCファイル形式の歌詞データを作成することで、ウォークマンなどのデジタルオーディオプレーヤーで歌詞を表示させることが可能です。ユーザー自身で歌詞ファイルを作成する手間はかかりますが、お気に入りの楽曲の歌詞を楽しみながら音楽を聴くことができます。

関連項目

LRC (ファイルフォーマット))
X-アプリ - 歌詞ピタを扱うアプリケーション
Media Go - 同上
Music Center for PC - 同上

外部リンク

歌詞ピタ - 元公式サイト。現在はプチリリのサイトにリダイレクトされます。

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