毒島誠

毒島誠(ぶすじま まこと)



1984年1月8日生まれ、群馬県桐生市出身のボートレーサー。
登録番号は4238号。身長163cm、血液型はB型。92期生としてデビューし、群馬支部に所属。
競艇選手の池田幸美を妻に持つ。師匠は江口晃生。弟子には江口の甥である伊久間陽優がいる。
同期には吉川喜継、大峯豊、安達裕樹らがいる。

プロフィール


毒島選手は、卓越したスタート技術と、スピード感あふれる旋回で観客を魅了するトップレーサーです。
特に、ピット離れからのインコース奪取と、全速ターンは他の追随を許さないレベルであり、その技術は「スーパーピット離れ」と称されています。
ナイターレースを得意としており、SG優勝9回のうち7回がナイターレースという実績から、「ナイターキング」の異名を持ちます。

経歴


2003年5月、桐生競艇場でデビュー。同年7月には多摩川競艇場で初勝利を挙げる。
2006年9月、鳴門競艇場でのレースで初優勝を飾る。
2010年1月、浜名湖競艇場でのGI新鋭王座決定戦でGI初優勝を達成。
同年5月にはSG笹川賞でSG初出場を果たし、7月にはSGオーシャンカップでSG初勝利をあげる。
2013年9月、丸亀競艇場でのSGボートレースメモリアルでSG初優勝。
以降、数々のSGレースで優勝を重ね、その実力を不動のものとしています。
2024年12月には、住之江競艇場で行われたSGボートレースグランプリで悲願のグランプリ制覇を達成。

選手としての特徴


毒島選手の代名詞ともいえるのが、「スーパーピット離れ」です。この技術でインコースを確保し、圧倒的なスピードでレースを支配します。
また、全国トップクラスのターンスピードによる全速ツケマイも大きな武器です。
地元である桐生競艇場がナイター開催であることも影響し、ナイターレースを得意としています。

人物


元々競艇選手を目指していたわけではなく、高校卒業時には市役所への就職を考えていました。
しかし、友人の叔父である競艇選手からの勧めで競艇選手を目指すようになり、見事試験に合格しました。
トレーニングの一環としてトライアスロンにも積極的に参加しており、過去にはホノルルトライアスロンや石垣島トライアスロンにも出場しています。
元MotoGPレーサーの青木宣篤とも親交があり、2018年には青木を擁するチームの総監督を務めたこともあります。
また、自然災害の被災地支援にも熱心で、獲得賞金の一部を日本財団に寄付するなど、社会貢献活動にも力を入れています。
この活動が認められ、2020年には紺綬褒章を受章しました。

ニュージェネレーション


毒島選手は、桐生順平選手や茅原悠紀選手らと共に、同世代の実力者グループ「ニュージェネレーション」の一員として知られています。

主な優勝歴


SG優勝
第59回ボートレースメモリアル(2013年
第20回チャレンジカップ(2017年
第23回オーシャンカップ(2018年
第64回ボートレースメモリアル(2018年
第65回ボートレースメモリアル(2019年
第66回ボートレースダービー(2019年
第23回チャレンジカップ(2020年
第59回ボートレースクラシック(2024年
第39回ボートレースグランプリ(2024年

GI優勝
第24回新鋭王座決定戦競走2010年
開設62周年記念 尼崎センプルカップ(2014年)
開設63周年記念 京極賞(2015年)
開設59周年記念 赤城雷神杯(2015年)
開設62周年記念 大渦大賞(2015年)
開設63周年記念 徳山クラウン争奪戦(2016年)
開設64周年記念 トーキョー・ベイ・カップ(2018年
開設65周年記念 大渦大賞(2018年
ダイヤモンドカップ(2018年
開設66周年記念 ウェイキーカップ(2020年
開設64周年記念 赤城雷神杯(2020年
開設68周年記念 北陸艇王決戦(2021年)
開設69周年記念 全日本王座決定戦(2022年)
開設66周年記念 赤城雷神杯(2022年)
開設68周年記念 ウェイキーカップ(2023年)
開設70周年記念 海の王者決定戦(2023年)

GII優勝
モーターボート大賞(2012年)
第3回全国ボートレース甲子園(2021年)
第6回全国ボートレース甲子園(2024年

戦績


出走回数:4812回
1着回数:1511回
優出回数:212回
優勝回数:78回
SG優勝回数:9回
SG優出回数:28回
SG出走回数:769回
G1優勝回数:16回
G1優出回数:56回
G1出走回数:1675回
フライング(F)回数:21回
出遅れ(L)回数:1回
通算勝率:7.16
2連対率:50.94
3連対率:66.21
生涯獲得賞金:15億8430万7633円

毒島誠選手は、その圧倒的な実力と人間性で、多くのファンを魅了し続けています。

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