毛利元朝

毛利元朝（もうり もととも）

毛利元朝は、江戸時代中期の大名であり、長門国長府藩の4代藩主を務めました。官位は従四位下・佐渡守。後に長州藩の嗣子となります。諱は後に宗元（むねもと）と改めました。

生涯

元朝は、長州藩主・毛利吉元（長府藩3代藩主・毛利綱元の長男）の長男として誕生しました。幼名は又四郎。

父・吉元が長州藩主となったため、祖父・綱元の養嗣子となります。宝永6年（1709年）に祖父の死去により長府藩主となりますが、正徳2年（1712年）に父・吉元の嗣子であった弟の元陳（左門）が死去したため、新たな嗣子として迎えられ、長府藩は叔父の元矩が継ぎました。

その後、8代将軍・徳川吉宗より偏諱を受けて宗元と名を改めましたが、長州藩の家督を継ぐことなく、享保6年（1721年）4月19日に19歳で早世しました。代わって、弟の宗広が嗣子となりました。

法名は祐巌院殿四品賢良浄雄大居士。墓所は下関市長府の瑞聖寺、萩市椿東の東光寺にあります。

系譜

父：毛利吉元（1677-1731）
母：法林院（品子） - 池田綱政の娘
婚約者：瑩光院 - 松平宣富の娘

参考文献

時山弥八編『国立国会図書館デジタルコレクション 稿本もりのしげり』1916年。
* 国立国会図書館デジタルコレクション

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