水原まき

水原まき：昭和を彩った名脇役女優の軌跡

水原まき（みずはら まき）は、1950年8月5日生まれの日本の元女優です。東京都世田谷区出身。旧芸名に萩原宣子、水原真記があり、最終的には水原麻記として活動していました。本名は星野宣子です。

華麗なるキャリアの始まり：子役から時代劇スターへ

水原まきさんの芸能活動は、東映児童研究所を経て1963年、子役としてデビューしたことに始まります。東横学園高等学校（現・東京都市大学等々力高等学校）卒業後、女優としての道を歩み始めます。1970年代に入ると、テレビドラマや時代劇に多数出演するようになり、その存在感を増していきます。

多彩な役柄：時代劇から現代劇まで

水原まきさんは、時代劇においては凛とした美しさを持つ女性や、たくましい武士の妻など、様々な役柄を見事に演じ分けていました。一方、現代劇では、現代女性の複雑な心情や、社会の矛盾に翻弄される女性像などを表現し、幅広い演技力を見せつけました。

代表的な出演作品

彼女の出演作は数多く、その演技力は高く評価されてきました。以下に、代表的な作品を挙げ、それぞれの作品における彼女の役どころを紹介します。

映画

『みんなわが子』（1963年）: 木村秀代役
『路傍の石』（1964年）: きぬ役
『日本悪人伝』（1971年）: お美津役
『無宿人御子神の丈吉 牙は引き裂いた』（1972年）
『にっぽん三銃士 博多帯しめ一本どっこの巻』（1973年）: ミツ子役
『ボディガード牙 必殺三角飛び』（1973年）: 新垣麻里役
『子連れ狼 三途の川の乳母車』（1972年）: 別式女お陸役
『日本の黒幕』（1979年）: 料亭の女将役

テレビドラマ

水原まきさんは、数多くのテレビドラマに出演しました。時代劇では『遠山の金さん捕物帳』、『銭形平次』、『大江戸捜査網シリーズ』、『桃太郎侍』などの人気シリーズにレギュラー出演。現代劇では『プレイガール』、『ザ・ガードマン』、『Gメン'75』など、幅広いジャンルで活躍しました。

特に『遠山の金さん捕物帳』シリーズでは、お光役としてレギュラー出演し、金さんの活躍を陰で支える重要なキャラクターとして視聴者の記憶に刻まれました。その他にも、『必殺シリーズ』、『大都会 PARTIII』、『暴れん坊将軍シリーズ』など、人気シリーズへの出演も多く、その存在感は圧倒的でした。

1990年代以降

1990年代半ば以降は、芸能活動を休止しているようです。

水原まき：昭和のテレビドラマを彩った名女優

水原まきさんは、昭和時代のテレビドラマ黄金期を支えた名女優の一人です。時代劇から現代劇まで、幅広い役柄を演じ分け、その演技力は視聴者から高い評価を得ていました。現在では、彼女の出演作品を改めて見返すことで、昭和時代のドラマの雰囲気や、彼女の卓越した演技を再確認することができます。彼女の功績は、日本のドラマ史に大きな足跡を残しました。

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