永森大智

永森大智：高知競馬を駆け抜けた騎手

1986年生まれの永森大智騎手は、高知競馬場を拠点に活躍する地方競馬の騎手です。地方競馬教養センター騎手課程第80期生として、2004年9月に騎手免許を取得。同年10月、高知競馬でデビューを果たしました。

デビューから順調に勝ち星を重ね、2010年には地方通算200勝を達成。その後も活躍は続き、2011年には重賞初制覇となる黒潮菊花賞を制しました。

永森騎手のキャリアにおける大きな転換期は、2015年6月28日の地方通算1000勝達成でしょう。長年の努力と積み重ねの成果が実を結んだ瞬間でした。さらに、2020年には地方通算2000勝という偉業を達成し、高知競馬の歴史に名を刻みました。

永森騎手は、数々の名馬にも騎乗してきました。代表的な騎乗馬として、黒潮菊花賞やオグリキャップ記念などを制したリワードレブロン、高知県知事賞を制したグランシュヴァリエ、そして数々の重賞競走で好成績を残した多くの競走馬が挙げられます。これらの競走馬とのコンビで数々の勝利を収め、高知競馬の盛り上げに貢献しました。

永森騎手は、高知競馬場以外にも、金沢競馬場や福山競馬場で期間限定騎乗を行い、それぞれの場所で勝利を積み重ねてきました。これは、彼の高い実力と適応能力の高さを示しています。

しかし、2024年9月、永森騎手は自宅前の共用通路で包丁を所持していたとして銃砲刀剣類所持等取締法違反で罰金刑を受け、その結果、騎乗停止処分を受けました。これは、長年にわたる活躍の影に隠れた、残念な出来事でした。

永森騎手のこれまでの功績は、地方競馬の歴史に刻まれるものです。2000勝という偉大な記録は、彼の努力と才能を物語っています。一方で、2024年の出来事は、私たちに、成功の裏にある責任の重さを改めて考えさせる機会を与えてくれました。

今後の永森騎手の活躍に期待する声は多くありますが、同時に、この経験を糧に、より一層の成長を遂げることを願っています。地方競馬ファンとして、これからも彼の走りに注目し続けたいと思います。

主な騎乗馬：

リワードレブロン (黒潮菊花賞、オグリキャップ記念、高知県知事賞など)
グランシュヴァリエ (高知県知事賞、二十四万石賞など)
リワードアリオン (建依別賞)
エプソムアーロン (福永洋一記念、トレノ賞、大高坂賞、御厨人窟賞、建依別賞など)
アラマサシャープ (高知優駿)
ハリマノワタリドリ (珊瑚冠賞)
バーチャルトラック (だるま夕日賞)
リワードヘヴン (土佐春花賞)
オトコノヒマツリ (高知優駿)
ブラックバカラ (珊瑚冠賞)
カッサイ (黒潮スプリンターズカップ、建依別賞)
ディアマルコ (兵庫サマークイーン賞)
ウイントラゲット (土佐秋月賞)
ナンヨーオボロヅキ (土佐春花賞)
ケイマ (建依別賞、珊瑚冠賞、ゴールド争覇、笠松グランプリ)
リワードアヴァロン (土佐春花賞、高知優駿)
ブラゾンドゥリス (御厨人窟賞)
アメージングラン (建依別賞)
グッドヒューマー (福永洋一記念)
ルピナステソーロ (霧島賞、九州産グランプリ)

関連情報:

高知競馬場
金沢競馬場
福山競馬場
地方競馬情報サイト
nankankeiba.com
高知けいばオフィシャルサイト

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