江戸川じゅん兵

江戸川 じゅん兵

（えどがわ じゅんぺい）

日本の俳優、ダンサー、および振付師。1979年1月8日に兵庫県豊岡市で誕生。

経歴

千葉大学教育学部を卒業。学生時代から演劇活動に積極的に取り組み、自ら「劇団上田」を旗揚げし、1999年から2011年までその全作品に出演した。また、ユニット「まことクラヴ」の立ち上げメンバーとしても活動した。

俳優としての才能は早くから評価され、2005年には演劇作品『極上の韻』での演技が認められ、サンモールスタジオ年間最優秀男優賞を受賞。同年、パルテノン多摩小劇場フェスティバルではフォトジェニック賞も受賞している。

キャリアの中で二度改名を行っている。当初は「江戸川卍丸（えどがわ まんじまる）」として活動していたが、2014年に「江戸川萬時（えどがわ ばんじ）」へ名を改めた。さらに、自身の誕生日である2019年1月8日には、現在の「江戸川じゅん兵」に再改名した。所属事務所については、夢工房から2016年3月1日付でA.L.C.Atlantisへ移籍したが、同事務所は2023年8月31日に廃業している。

人物

好物は苺とソーセージ。特定の店舗にこだわりがあり、「東京靴流通センター」を好きな店として挙げている。

主な出演作品

俳優として多岐にわたるジャンルで活躍している。

舞台: 自らの劇団での活動に加え、外部公演にも多数参加。代表的なものに劇団鹿殺し『殺 ROCK ME !』（2007年）、アトリエダンカン『音楽劇トリツカレ男』（2009年）、リリパットアーミーII『音楽の時間』（2011年）、玉造小劇店『洋服解体新書』（2014年）、『おもてなし』（2014年）などがある。特に、人気シリーズであるミュージカル『薄桜鬼』には、2012年の『斎藤一篇』以降、『沖田総司篇』（2013年）、『土方歳三篇』（2013年）、『風間千景篇』（2014年）、『藤堂平助篇』（2015年）、『黎明録』（2015年）と継続的に出演し、重要な役割を担った。また、インバル・ピントとアブシャロム・ポラック演出の『100万回生きたねこ』にも2013年、2015年と参加している。
映画: 多数の話題作に出演。SABU監督の『うさぎドロップ』（2011年）をはじめ、園子温監督作品では『地獄でなぜ悪い』（2013年）、『新宿スワン』（2015年）、『ラヴ&ピース』（2015年）に出演。その他、『永遠の0』（2013年）、『るろうに剣心 -京都大火編/-伝説の最期編-』（2014年）、金子修介監督の『少女は異世界で戦った』（2014年）、楳図かずお監督の『マザー』（2014年）、『仁義なき幕末 -龍馬死闘篇-』（2023年）などがある。
テレビドラマ: 『ジョシデカ!-女子刑事-』（2007年）、『相棒ten』（2012年）、『オトナグリム』（2014年）、『でも、結婚したいっ！〜BL漫画家のこじらせ婚活記〜』（2017年）などに出演。
Vシネマ: 数多くのVシネマ作品で存在感を示している。『首領の道』シリーズ（2013年-2015年）では川上役を演じたほか、『極道の紋章』完結編や外伝、『除籍 血濡れの怪文書』、『西日本最大の抗争』、『三代目代行』、『日本統一』シリーズなどに参加している。
CM: 様々な企業のCMに出演しており、フロムエー、カゴメ野菜生活、レオパレス21、NEXONテイルズウィーバー、すき家、ダイワハウス（複数シリーズ）、スシロー、Yahoo!ショッピング、日清つけめんの達人（ナレーション）、長府製作所、ルートインホテルズなどの広告に登場している。
ミュージッククリップ: テイ・トウワの楽曲「Milky Way」のミュージッククリップにも参加している。

俳優、ダンサー、振付師として、舞台から映像作品、広告まで、幅広い表現活動を展開している。

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