池内沙織

池内沙織について

池内沙織（いけうち さおり、1982年9月15日生まれ）は、日本の政治家であり、元衆議院議員（1期）として日本共産党に所属していました。彼女は愛媛県松山市で育ち、飲食業を営む両親の影響を受けて育ちました。学生時代にはバスケットボール部に参加し、2001年に愛媛県立松山東高等学校を卒業後、中央大学法学部に進学します。在学中には法律を学びつつ、仲間とともにロックバンドを結成し、ライブ活動を通じて表現の場を持つことになります。

民青同盟と共産党への参加

中央大学では、日本共産党の学生党員であった友人に誘われて、日本民主青年同盟（民青同盟）に参加。21歳のときに小林多喜二を扱った三浦綾子の小説『母』と出会い、彼の生き様に感銘を受け、日本共産党への入党を決意しました。2006年に大学を卒業後は、専従活動家として民青同盟に従事し、その後東京都委員会副委員長に就任します。

議員活動と選挙戦

池内は2009年の衆議院選挙に東京12区から挑戦するも、結果は落選。しかし、2014年の第47回衆議院議員選挙において、東京12区（比例東京ブロックとの重複立候補）から立候補し、小選挙区では敗れながらも、比例東京ブロックで当選を果たしました。在任中はLGBTの権利擁護や教育政策、社会保障制度など、多岐にわたるテーマで活発に発言しました。

落選後の活動

その後の選挙では小選挙区、比例区ともに落選し、議席を失います。2020年には日本共産党の中央委員に選出され、2023年には次期総選挙に立候補しない意向を発表しました。これに伴い、今後は別の形での政治活動に専念するとしています。

政策と主張

池内は憲法改正に反対の立場を取り、その中でも特に自衛隊の9条への明記には強く反対しました。また、外交政策においても安全保障関連法には評価しない姿勢を明確にし、特に北朝鮮に対しては対話より圧力を優先すべきだとする考え方には賛成していません。

ジェンダー問題においては、LGBTの権利擁護を公約に挙げ、選択的夫婦別姓制度や同性婚の合法化に賛成しました。また、クオータ制の導入やヘイトスピーチ規制に関しても支持を表明しています。

人柄と発言

池内氏は、政治活動を通じて「歴史と向き合う日本」を目指すと述べ、レイシズムの撲滅を志します。彼女の発言や行動は時に物議を醸し、特に安倍晋三元首相に対する批判を含んだ表現が注目されることもありました。また、安倍政権に対する反対の姿勢を強調し、自身の考えを主張してきました。

シンプルな私生活

プライベートでは、夫と愛犬のボストンテリアとともに生活し、事実婚のスタイルを選んでいます。今後の彼女の動向から目が離せません。

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