池田政周

池田政周（いけだ まさちか）は、江戸時代前期に活躍した大名であり、播磨国山崎藩の第2代藩主を務めました。官位は従五位下・豊前守。恒元系池田家の2代目にあたります。幼名は鍋之助と称しました。

初代藩主である池田恒元の長男として生まれた政周は、寛文11年（1671年）に父の死去に伴い家督を継承し、山崎藩主となりました。しかし、藩主となってからわずか6年後の延宝5年（1677年）1月8日に早世しました。享年は若く、後を継ぐべき実子がなかったため、藩の存続が危ぶまれました。

そこで、政周の跡目は、従兄にあたる岡山藩主・池田綱政の六男である池田恒行が養子として迎えられ、継承することとなりました。これにより、山崎藩は池田家の血筋を保ちながら存続することができました。政周の法号は智光院殿義峯崇俊大居士。墓所は岡山県備前市吉永町の和意谷池田家墓所にあります。


系譜
父：池田恒元（1611年 - 1671年）
母：上田氏
養母：玉子 - 松平定勝の娘
正室：遊子 - 板倉重大の娘
養子
男子：池田恒行（1672年 - 1679年） - 池田綱政の六男

池田政周は、短期間の藩主在任でしたが、その死後、池田家が血筋を絶やさずに存続するための重要な転換点となりました。彼の存在は、江戸時代の藩主の役割と、家督継承の重要性を示す一例と言えるでしょう。

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