池長潤

池長潤大司教の生涯と業績

池長潤（いけなが じゅん）大司教は、1937年3月11日に兵庫県神戸市で生まれました。父は育英商業学校の校長を務めた池長孟であり、兄には摂南大学教授で倫理学者の池長澄がいます。彼はカトリック教会の聖職者、イエズス会士であり、カトリック大阪大司教区の第7代大司教を務めた人物です。洗礼名はレオです。

司祭叙階と司教任命

1968年3月20日、池長潤は司祭に叙階されました。その後、1995年11月2日には、教皇ヨハネ・パウロ2世によって大阪教区の協働大司教に任命されました。1996年3月20日には、パウロ安田久雄大阪大司教によって司教叙階の秘跡を受けました。

大阪大司教としての活動

1997年5月10日、安田久雄大司教の引退に伴い、池長潤は大司教の職務を引き継ぎ、同年6月22日に着座式が行われました。彼は、2014年8月20日に教皇フランシスコによって後任に広島司教のトマス・アクィナス前田万葉が任命されるまで、大阪大司教としてその役割を果たしました。同年9月23日、前田万葉の着座をもって正式に引退しました。

池長潤大司教は、大阪教会管区の管区大司教を務めたほか、カトリック中央協議会の会長も歴任し、日本のカトリック教会において重要な役割を果たしました。

著書

池長潤大司教は、著書『祈りと恵みの世界』（女子パウロ会、2003年）を通じて、自身の信仰観や神との対話について深く考察し、多くの人々に感動と希望を与えました。

まとめ

池長潤大司教は、カトリック教会の聖職者として、また大阪大司教として、その生涯を神と人々に捧げました。彼の活動は、日本のカトリック教会史において重要な位置を占めており、多くの人々に影響を与え続けています。彼の信仰と指導力は、現代社会においても重要な模範となるでしょう。

参考資料・外部リンク

• - 日本経済新聞2012年4月17日付
• - カトリック大阪大司教区

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