沖縄協会

公益財団法人沖縄協会について

公益財団法人沖縄協会は、沖縄県に関する様々な事業を行う公益法人です。その活動は多岐にわたり、沖縄県の抱える諸問題に関する調査研究、県民の福祉増進、そして沖縄県の振興開発を推進しています。また、沖縄戦の犠牲者を慰霊する沖縄平和祈念堂の管理運営も重要な事業の一つです。

歴史

沖縄協会の前身は、特殊法人であった南方同胞援護会です。同会が解散した後、その事業を引き継ぐ形で沖縄協会が設立されました。なお、東京沖縄県人会の前身にも二つの沖縄協会が存在しましたが、これらは現在の沖縄協会とは直接的な関係はありません。

協会は、以前は内閣府が所管する財団法人でしたが、公益法人制度改革に伴い、2011年4月1日に現在の公益財団法人へと移行しました。これにより、より公共性の高い事業運営が求められるようになりました。

事業内容

沖縄協会の主な事業内容は以下の通りです。

沖縄県に関する諸問題の調査研究及び啓発広報: 沖縄県の歴史、文化、社会、経済など多岐にわたる分野で調査研究を行い、その成果を広く社会に発信しています。
沖縄県民の福祉増進に関する事業: 高齢者福祉、障がい者福祉、児童福祉など、県民の生活の質の向上に寄与する様々な事業を展開しています。
沖縄県の振興開発事業推進に関する事業: 沖縄県の経済発展、産業振興、観光振興などを促進するための事業を推進しています。
沖縄平和祈念堂の管理運営: 沖縄戦で亡くなられた方々を慰霊するための施設である沖縄平和祈念堂の管理運営を行っています。平和祈念堂は、沖縄県糸満市に位置しており、沖縄戦の歴史を後世に伝える重要な役割を担っています。

法人概要

事務局所在地: 東京都文京区後楽1-2-9 エー・ゼットキュウブビル5F
沖縄平和祈念堂所在地: 沖縄県糸満市摩文仁448番地2
設立: 1972年9月20日
会長: 清成忠男（元法政大学総長）
法人番号: 3010005016665

関連事項

南方同胞援護会: 沖縄協会の前身となった特殊法人
沖縄平和祈念堂: 沖縄協会が管理運営する慰霊施設

外部リンク

公益財団法人沖縄協会

沖縄協会は、沖縄県の発展と県民の福祉に貢献するために、今後も幅広い活動を展開していくことが期待されます。

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