沖縄県道77号糸満与那原線

沖縄県道77号糸満与那原線：南部を繋ぐ主要道

沖縄県道77号糸満与那原線は、沖縄本島南部の糸満市と中頭郡西原町を結ぶ主要地方道です。この路線は、沖縄の主要な道路網の一部として、地域住民の生活や経済活動を支える重要な役割を担っています。

概要

この県道の総延長は約17.8kmで、実延長は約16.1kmです。糸満市を起点とし、八重瀬町、南城市、与那原町を経由して西原町に至ります。この路線は、国道331号や国道329号などの主要な国道と交差するだけでなく、他の県道や市道とも複雑に接続しています。

ルート詳細

起点

糸満市字糸満（国道331号と接続）

終点

中頭郡西原町字東崎（国道329号与那原バイパスと接続）

通過する自治体

糸満市
島尻郡八重瀬町
南城市
島尻郡与那原町
中頭郡西原町

主な交差・接続路線

国道331号
沖縄県道256号豊見城糸満線
沖縄県道54号線
沖縄県道250号糸満具志頭線
沖縄県道7号奥武山米須線
沖縄県道52号線
沖縄県道134号線
国道507号
沖縄県道48号線
沖縄県道86号南風原知念線
南部東道路（予定）
国道329号
沖縄県道236号玉城那覇自転車道線
沖縄県道240号南風原与那原線

重複区間

沖縄県道256号豊見城糸満線
沖縄県道236号玉城那覇自転車道線
国道329号
国道331号

主要施設

県道沿いには、以下の様な主要施設が存在します。

糸満漁港（糸満市糸満）
糸満市消防本部（糸満市大里）
大里郵便局（南城市大里仲間）

かつて存在した施設

糸満郵便局（1977年に移転、現在の糸満新島郵便局）
八重瀬町役場東風平庁舎（2016年に本庁舎へ統合）
南城市役所大里庁舎（2018年に本庁舎へ統合）
糸満ロータリー周辺にあった沖縄の地方銀行3行の支店（2010年代後半に移転）

路線バス

この県道は、多くの路線バスが運行しており、地域住民の重要な足となっています。

起点付近の糸満バスターミナルから、多くの路線が糸満ロータリーまで運行
糸満ロータリーから照屋・高嶺入口交差点の間は、多くの路線が通過
高嶺入口から先は、運行路線が減少
36番糸満新里線は、全区間を運行

主な路線

34番・糸満（東風平）線
35番・糸満（志多伯）線
36番・糸満新里線
40番・大里線
81番・西崎向陽高校線
82番・糸満玉泉洞線
89番・糸満（高良）線
107番・南部循環（真壁廻り）線
108番・南部循環（喜屋武廻り）線
200番・糸満おもろまち線
235番・志多伯おもろまち線
309番・大里結の街線
334番・国立劇場おきなわ線
335番・志多伯パルコシティー線
446番・那覇糸満線
南城市コミュニティバス（Nバス）Cルート、Gルート

歴史

この道路は、戦後の沖縄の歴史とともに変化してきました。

1953年：一部区間が軍道・政府道に指定
1972年：本土復帰に伴い、国道・県道に再編
1976年：糸満市糸満～与那原町与那原間が主要地方道に昇格
2006年：与那原町東浜～西原町東崎間のバイパスが部分開通
2007年：県道139号線が編入され、路線が延長
2010年代：糸満市照屋高嶺入口交差点付近と八重瀬町東風平にバイパス開通

今後の計画

現在、糸満市側では、県道223号線（魂魄之塔線）までの延伸が計画されています。この延伸により、沖縄本島最南端を走る新たな観光道路が誕生し、東シナ海と太平洋の雄大な景色を同時に楽しめるルートが実現する見込みです。

備考

終点は西原町まで延長されましたが、路線名は変更されていません。
糸満市側の起点は、旧国道から現在の国道331号高架下に接続されました。
糸満ロータリーと国道331号接続地点の2箇所にラウンドアバウト交差点が存在します。
延長区間は「平和の道線」として計画されています。

沖縄県道77号糸満与那原線は、沖縄の歴史や文化、そして美しい自然を繋ぐ重要な道路として、これからもその役割を果たし続けるでしょう。

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