沖美町

沖美町（おきみちょう）

沖美町は、かつて広島県に存在した町です。佐伯郡に属し、西能美島の西半分を占めていました。2004年11月1日に安芸郡江田島町、佐伯郡大柿町・能美町と合併し、江田島市へ移行したことでその歴史を閉じました。

沿革

1889年（明治22年）4月1日 - 町村制の施行により、沖村と三高村が誕生しました。
1956年（昭和31年）9月30日 - 沖村と三高村が合併し、沖美町が新たに発足しました。
2004年（平成16年）11月1日 - 江田島町、大柿町、能美町との合併により江田島市が誕生し、沖美町は消滅しました。

主要施設

中国放送ラジオ沖美送信所：開局50周年を機に、廿日市市から移転しました。

地理

沖美町は、豊かな自然に恵まれていました。

山

野登呂山（宇根山、542.0m）
櫛ノ宇根（460.3m）
砲台山（401.8m）

島

絵の島
大黒神島
大奈佐美島
小黒神島
西能美島（能美島）

名所・旧跡

砲台山：明治時代に築造された砲台跡が残っています。
おきみオートキャンプ場：自然を満喫できるキャンプ場です。
三高水源地：地域の生活を支えた水源地です。
鹿田公園：自然豊かな公園として親しまれていました。
入鹿の浜海水浴場（サンビーチ）：美しい砂浜が広がる海水浴場です。

大字（2004年10月31日時点）

岡大王（おかだいおう）
高祖（こうそ）
是長（これなが）
畑（はた）
美能（みのう）
三吉（みよし）

交通（2004年10月31日時点）

鉄道：町内には鉄道は通っていませんでした。

道路：町内には国道は通っていませんでした。

主要地方道：広島県道36号高田沖美江田島線
一般県道：1994年の主要地方道再編前は広島県道299号三高鹿川飛渡瀬線が通っていましたが、広島県道36号音戸沖美線の一部と統合して広島県道36号高田沖美江田島線に移行してからは全く通っていません。

航路

フェリー：三高港 - （大須港）- 広島港（宇品）大須港への寄港は廃止
高速艇：（美能・是長・沖） - 三高 - （大須 or 似島） - 宇品（2007年2月8日廃止）

教育（2004年10月31日時点）

小学校

沖美町立沖小学校(2007年3月末廃校→鹿川小学校へ）
沖美町立三高小学校

中学校

沖美町立沖中学校（2006年3月末廃校→能美中学校へ）
* 沖美町立三高中学校

沖美町は、短い歴史の中で、地域の自然と文化を大切に育んできました。江田島市の一部となった今も、その美しい風景と歴史は人々の記憶に残り続けています。

もう一度検索