沢村 (松本市)

沢村（さわむら）

概要

沢村は、長野県松本市の市街地北側に位置する町名で、現行行政地名としては沢村1丁目から3丁目があります。住居表示が実施されており、郵便番号は390-0877です。

この地域には、かつて旧歩兵第50連隊の射撃場があった場所が、現在は沢村公園や沢村軟式庭球場、沢村市民プールなどとして利用されています。また、松本特別地域気象観測所や長野地方法務局松本支局もこの地域に所在しています。

こまくさ道路沿いには多くの商店が立ち並び、信州大学が近いため、学生向けのアパートも多く見られます。明治時代以降には公営の食肉工場が設けられましたが、昭和38年に市内島内平瀬に移転しました。

地理的には、大門沢川に挟まれた範囲が沢村となっており、町名もこの川に由来しています。大門沢川は、市内の他の川と比較して渇水が多く、長年この地域の人々を悩ませてきました。

沢村1丁目の一部は、城下の武家屋敷があった場所で、俗地名として西町や御旗町などと呼ばれていました。その他の地域は、かつて桐村（桐原分）と呼ばれていました。

沢村1丁目には、かつて文化村と呼ばれる集落があり、松本出身のエッセイストである熊井明子（1940-）はこの地で育ちました。彼女の著書「私の部屋のポプリ」では、文化村での生活が懐かしく回想されており、「家々は本当に住みよかった。高台にあるためわが家の茶の間は、松本城の天守閣の五階の窓と正面に向きあっていた。どの家も花や果樹を植え、動物を飼い、子供を育てた。」と記されています。

歴史

1967年（昭和42年）7月1日、沢村1丁目から3丁目で住居表示が実施されました。

世帯数と人口

2020年（令和2年）9月1日現在の世帯数と人口は以下の通りです。（具体的な数値は省略）

小・中学校の学区

小中学校の学区は以下の通りです。（具体的な学区は省略）

脚注

熊井明子（私の部屋のポプリ）ISBN 4-309-01749-5

関連項目

沢村 (曖昧さ回避)

もう一度検索