泉大津本線料金所

泉大津本線料金所（いずみおおつほんせんりょうきんじょ）

泉大津本線料金所は、かつて大阪府泉大津市汐見町に位置していた阪神高速道路4号湾岸線の料金収受施設です。本線上に設けられており、流入や流出のインターチェンジではなく、特定の区間を走行する車両から通行料金を徴収するために設置されていました。この料金所は、阪神高速4号湾岸線をりんくう・泉佐野方面へ向かう南行きの車線にのみ設けられていたことが特徴です。

施設の概要

料金所には合計6つのブースが設置されていました。料金収受方式の多様化に対応するため、内訳は以下の通りでした。

ETC専用ブース: 4ブース
一般ブース: 2ブース

ETCの普及に伴い、ETC専用ブースが多数を占めていましたが、時間帯によっては交通状況に応じてETC専用ブースの一部が一般レーンとして運用されることもありました。これにより、様々な支払い方法に対応し、円滑な料金収受を目指していました。

歴史的背景

泉大津本線料金所には、かつて泉大津ミニパーキングエリアが併設されていました。これは、現在の泉大津パーキングエリアが完成するまでの間、利用者の休憩ニーズに応えるための小規模な施設でした。その後、新たな泉大津パーキングエリアの供用開始に伴い、ミニパーキングエリアはその役割を終えました。

運用終了と廃止

時代の変化と共に、料金収受のシステムや施設の配置が見直される中で、泉大津本線料金所はその役目を終えることとなりました。2021年（令和3年）5月30日の午前1時をもって、この料金所の運用は完全に終了しました。運用終了後、施設本体は撤去され、その敷地は新たな用途に転換されることになります。

跡地の活用

泉大津本線料金所が廃止・撤去された跡地は、阪神高速道路の新たな施設用地として活用されることになりました。この場所には、特に大型車両の休憩需要に応えることを目的とした「泉大津大型専用パーキングエリア」が整備されました。この新しいパーキングエリアは、2022年（令和4年）4月27日に供用を開始し、湾岸線南行きを利用する大型車にとって重要な休憩拠点となっています。かつての料金所敷地が、形を変えて道路利用者の利便性向上に貢献しています。

隣接する施設

阪神高速4号湾岸線における泉大津本線料金所（廃止）の南行きの位置関係は以下の通りです。

(4-14) 泉大津出入口/パーキングエリア
泉大津本線料金所（廃止） / 泉大津大型専用パーキングエリア（南行のみ）
(4-15, 4-16) 岸和田北出入口

泉大津パーキングエリアと大型専用パーキングエリアは近接していますが、大型専用はかつての料金所敷地を活用した施設です。

関連項目

日本のインターチェンジ一覧
本線料金所
阪神高速5号湾岸線
阪神高速16号大阪港線

外部リンク

阪神高速道路株式会社

（注：本記事は泉大津本線料金所がかつて存在した時点の情報およびその後の変遷に基づいて記述されています。）

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