法政大学国際日本学研究所

法政大学国際日本学研究所について

法政大学国際日本学研究所は、2002年に設立された法政大学の附置研究所です。文部科学省の21世紀COEプログラムや私立大学学術研究高度化推進事業に採択されたことを契機に設立されました。研究所は、国際的な視点から日本研究を推進することを目的としており、その活動は多岐にわたります。

概要

研究所は、「日本発信の国際日本学の構築」と「国際日本学の総合的研究」という2つの主要な研究テーマを掲げています。これらのテーマのもと、様々な研究プロジェクトが実施され、研究成果が広く社会に発信されています。現在の所長は横山泰子教授が務めています。

沿革

2002年: 国際日本学研究所が設立。
2007年: 「異文化研究としての『日本学』」プログラムが学術研究高度化推進事業に採択。
2010年: 「国際日本学の方法に基づく＜日本意識＞の再検討―＜日本意識＞の過去・現在・未来」が文部科学省私立大学戦略的研究基盤形成支援事業に採択。
2010年: 「欧州の博物館等保管の日本仏教美術資料の悉皆調査とそれによる日本及び日本観の研究」が文部科学省「国際共同に基づく日本研究推進事業」に採択。
2015年: ヨーゼフ・クライナー博士記念・法政大学国際日本学賞を設立。

ヨーゼフ・クライナー博士記念・法政大学国際日本学賞

この賞は、ドイツの日本学者であるヨーゼフ・クライナー博士の業績を記念し、国際的な日本研究の発展に貢献した研究者を顕彰するために設立されました。毎年、海外の優れた日本研究者に授与され、日本研究の国際的な交流を促進しています。

受賞者

第1回（2015）: ティネッロ・マルコ（ヴェネツィア・カ・フォスカリ大学）
第2回（2016）: ルーク・ガートラン（セント・アンドリュース大学）
第3回（2017）: 該当者なし
第4回（2018）: デンニッツァ・ガブラコヴァ（ヴィクトリア大学ウェリントン）
第5回（2019）: 該当者なし
第6回（2020）: 該当者なし
第7回（2021）: 金志映（キム・ジヨン）（ソウル大学日本研究所）

刊行物

研究所では、研究成果を広く社会に発信するために、様々な刊行物を発行しています。

国際日本学研究所研究成果報告集『国際日本学』（第1号-第19号）
国際日本学研究叢書（叢書1-叢書24）
国際日本学研究所紀要『国際日本学研究』（第1号-第3号）
研究報告（第1集-第5集）

これらの刊行物は、日本学研究の進展に貢献しており、学術界だけでなく一般の読者にも広く利用されています。

国内外機関との共同研究協定

研究所は、国内外の様々な研究機関と共同で研究を進めるための協定を締結しています。

大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立歴史民俗博物館
独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所
青森県
北京日本学研究センター
チューリッヒ大学アジア東洋学研究所日本学部門

これらの共同研究協定を通じて、多角的な視点から日本研究を深めています。

所在地

東京都千代田区九段北3-2-3 九段校舎別館1階

参照

法政大学国際日本学研究所


法政大学国際日本学研究所は、国際的な視点から日本研究を推進する重要な研究機関です。その活動は、日本文化の理解を深め、国際社会における日本のプレゼンスを高める上で重要な役割を果たしています。

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