波止場町TEN×TEN

波止場町TEN×TEN：神戸のクリエイティブハブ

2006年2月23日にオープンした波止場町TEN×TENは、兵庫県神戸市にあるユニークな文化施設です。かつて神戸港国産埠頭の倉庫だった建物を利用し、クリエーターの発掘と育成を目的として設立されました。

シーサイドクリエイティビティ

特定非営利活動法人神戸グランドアンカーが企画・運営を行う同施設は、「シーサイドマリンツーリズム」をキーワードに、神戸港の活気と創造性を融合させた活動を行っています。神戸港一帯は「みなとオアシスKOBE」として登録されており、波止場町TEN×TENはその中突堤・高浜地区における重要な拠点施設として機能していました。

2018年には元町通6丁目に移転し、「TEN×TEN神戸元町」として新たなスタートを切りました。移転後も、クリエーターの支援と地域文化の活性化に貢献し続けています。

多彩な空間とプログラム

約2600平方メートルの広大な空間には、62ものクリエーターブースが設けられています。ガラス工芸、木版画、ファッション、染色、皮細工、木工、家具、建築デザイン、アクセサリーなど、多様な分野のクリエーターの作品が展示・販売されています。

ブース以外にも、壁画ホール、土間ホール、カフェなどの共用スペースがあり、多目的なイベント開催が可能です。ワークショップ（アクセサリー、陶芸、彫刻など）、ミニコンサート（壁画ホールで毎週開催）、週クリエーター制度（1週間ブースを利用できるシステム）、各種展示会など、多彩なプログラムが展開されています。さらに、施設の情報やクリエーターの作品を紹介する月刊誌「TEN×TEN」も発行しています。

アクセスと周辺情報

神戸市営地下鉄海岸線「みなと元町駅」から徒歩2分というアクセス抜群の立地です。阪神神戸高速線「西元町駅」、阪急神戸高速線「花隈駅」、JR神戸線・阪神本線・神戸高速線「元町駅」からも徒歩圏内に位置し、利便性に優れています。

周辺には、ハーバーランドやメリケンパークといった観光地も近く、神戸の海辺の賑わいを感じながら、文化に触れることができます。中突堤中央ターミナル、中突堤、神戸海洋博物館、神戸ポートタワーなども比較的近距離にあり、一日を通して神戸の魅力を満喫できる立地です。

発展を続けるクリエイティブ拠点

波止場町TEN×TENは、単なる展示施設にとどまらず、クリエーターと地域社会を繋ぐ重要な役割を担っています。移転後も、神戸のクリエイティブシーンを牽引する存在として、その活動を続けています。様々なイベントやワークショップを通じて、多くの人々が集い、交流し、創造性を育む場所として、今後も神戸の文化を彩り続けるでしょう。

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