泰和 (金)

泰和（たいわ）は、金の章宗の治世（在位：1189年 - 1208年）において使用された元号です。その期間は1201年から1209年までとされています。

改元の経緯

泰和への改元は、承安5年12月1日（西暦1200年）に、翌年からの踰年改元を告げる詔が下されたことによって決定されました。これは、新たな時代を迎えるにあたり、天命を更新し、政治を刷新するという意味合いがありました。

泰和年間の出来事

泰和年間は、金の国力の維持と安定に努めた時代であり、章宗は文化や経済の発展に力を注ぎました。しかし、その一方で、周辺諸国との関係も緊張をはらんでおり、国内においても様々な問題が潜在していました。

元号の終焉

泰和9年正月27日（西暦1209年）には、章宗の崩御を受けて衛紹王が即位し、その際に元号は「大安」と改められました。即日改元が行われたことから、新たな統治者の下で心機一転を図る意図がうかがえます。

西暦・干支との対照表


泰和の用例

泰和という言葉は、元号以外にも様々な文脈で使用されることがあります。例えば、人名、地名、あるいは特定の事象を指す場合などです。元号としての泰和と、その他の用例とを区別することが重要です。

まとめ

泰和は、金の章宗の時代を象徴する元号であり、その期間は政治、経済、文化において重要な転換期となりました。泰和から大安への改元は、新たな時代の始まりを告げる出来事として、歴史に刻まれています。

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