洗足駅

洗足駅：目黒区にひっそりと佇む駅の魅力

洗足駅は、東京都目黒区洗足二丁目に位置する東急目黒線の駅です。駅番号はMG05。東急目黒線の中で唯一、目黒区に存在する駅として知られています。

歴史

洗足駅は、1923年3月11日に開業しました。1960年代には環七通りとの立体交差のため地下化工事が行われ、1967年に地下駅として生まれ変わりました。この工事によって4か所の踏切が廃止され、交通の円滑化に大きく貢献しました。2000年には目蒲線の分割により、目黒線の駅となりました。

駅名の由来は、開業前にこの地が「洗足田園都市」という分譲地であったことに由来します。「洗足」という地名は、洗足池の伝説にちなんでいます。池上線の洗足池駅と駅名が似ているのは、開業当時は目黒線と池上線が別会社だったためです。

駅構造

洗足駅は、深さ約7.0mの場所に2面2線の相対式ホームを持つ地下駅です。駅舎には、ドトールコーヒー、クリーニング店、東急ストアなどの店舗が入居しており、地域住民の生活を支える役割も担っています。

利用状況

2023年度の1日平均乗降人員は13,969人です。

駅周辺

洗足駅周辺には、東急ストア洗足店、洗足田園都市、洗足会館、厳島神社、昭和大学洗足キャンパス、昭和大学歯科病院、環七通り、目黒区立洗足図書館、目黒区立原町小学校、目黒区立第九中学校、品川洗足郵便局などがあります。また、東急大井町線の北千束駅も徒歩圏内にあります。

バス路線

洗足駅からは、東急バスの路線が発着しています。

「洗足駅」（駅舎裏）：渋71系統（清水・渋谷駅東口行）
「洗足駅入口」（環七通り沿い）：森91系統（駒留・新代田駅前行、大森駅・大森操車所行）

その他

洗足駅は、目黒線の駅で唯一、目黒区に所在する駅です。駅周辺は品川区と大田区に挟まれており、西小山駅 - 田園調布駅間は1駅ごとに所在区が変わります。

駅名が類似する洗足池駅とは約1km離れており、花見の時期には改札に注意書きが掲示されます。2006年には不動前駅までの地下化に伴い、洗足架道橋が解体されました。

1993年に皇太子徳仁親王と小和田雅子の結婚報道があった際、雅子の実家が当駅に近かったことから、当駅の入場券が人気を博しました。また、近隣の商店街は「プリンセス通り」と呼ばれました。

桜井のりおの漫画「僕の心のヤバいやつ」には、洗足駅の改札口やホームなどが描写されています。

隣の駅

東急電鉄
目黒線
■急行：通過
■各駅停車：西小山駅 (MG04) - 洗足駅 (MG05) - 大岡山駅 (MG06)

洗足駅は、地域住民の生活を支えるとともに、歴史と文化が息づく魅力的な駅です。ぜひ一度、訪れてみてください。

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