津山運転区

津山運転区とその歴史

津山運転区は、岡山県津山市の津山駅構内にあり、西日本旅客[[鉄道]]（JR西日本）岡山支社の運転士が所属する組織です。ここでは、そのルーツである旧津山機関区の歴史についても詳しく見ていきましょう。

歴史

津山運転区の歴史は、1922年（大正12年）に岡山機関庫津山分庫として開設されたことから始まります。翌年の1923年（大正13年）には津山機関庫に改称され、1936年（昭和11年）には機関車庫が完成しました。

1987年（昭和62年）4月1日の国鉄分割民営化に伴い、津山機関区は津山運転区として新たに発足しました。しかし、1989年（平成元年）3月11日には岡山車掌区津山支区と統合され、津山列車区となり、一時的に津山運転区は廃止されました。

1990年（平成2年）6月1日には鉄道部制度が導入され、津山鉄道部が発足します。津山鉄道部時代の詳細な歴史については、関連する記事をご参照ください。

そして、2008年（平成20年）6月1日、津山鉄道部の廃止に伴い、再び津山運転区が発足し、現在に至ります。

乗務範囲

現在の津山運転区の乗務範囲は以下の通りです。

津山線: 全線
姫新線: 佐用～新見間
因美線: 智頭～東津山間

過去の配置車両

津山機関区時代には、様々な蒸気機関車が配置されていました。以下に主なものを挙げます。

500形（在籍1931年）
8620形（在籍1931年、1937年-1961年）
1150形（在籍1937年-1943年）
230形（在籍1947年）
1070形（在籍1947年）
8360形（在籍1947年）
C12形（在籍1947年）
C56形（在籍1947年）
C11形（在籍1949年-1965年）
C58形（在籍1961年-1965年）

これらの情報は、「国鉄動力車配置表』1931年より1965年までの1945年を除く隔年分から『世界の鉄道』1967年、朝日新聞社」に掲載されています。

津山扇形機関車庫

津山には、貴重な扇形機関車庫が現存しています。これは、鉄道遺産としても重要な価値を持っており、多くの鉄道ファンや歴史愛好家にとって魅力的なスポットとなっています。

参考文献

「旧津山扇形機関車庫」パンフレット
* 岡山県の近代化遺産 -岡山県近代化遺産総合調査報告書- (PDF) - 岡山県

もう一度検索