浅草警察署

浅草警察署は、警視庁第六方面本部に所属する警察署であり、東京都台東区の東北部を管轄しています。識別章所属表示は「SC」です。

概要

浅草警察署は、浅草・上野副都心一帯と下町の住宅街、商業街、ビジネス街を主要な管轄地としています。特に、国の重要文化財である浅草寺を管轄していることから、警備体制が非常に強化されており、年末年始の参拝行事の際には、警察庁警備局との合同警備が毎年実施されます。浅草警察署は、東京の副都心を管轄する大規模警察署として位置づけられており、署長には警視正が任命されます。署員数は約320名です。

所在地

東京都台東区浅草四丁目47番11号

管轄区域

台東区の以下の地域を管轄しています。

雷門一・二丁目（全域）
花川戸一・二丁目（全域）
浅草一～七丁目（全域）
西浅草三丁目（西浅草一・二丁目は蔵前警察署の管轄）
千束一丁目、二丁目（33番から36番を除く）、三・四丁目（千束二丁目33番から36番は下谷警察署の管轄）
東浅草一・二丁目（全域）
日本堤一丁目、二丁目（36番から39番までを除く）（日本堤二丁目36番から39番は下谷警察署の管轄）
清川一・二丁目（全域）
橋場一・二丁目（全域）
今戸一・二丁目（全域）

沿革

浅草警察署は、警視庁管内でも指折りの長い歴史を持つ警察署の一つです。創立は1875年（明治8年）12月2日に遡り、東京水上警察署とともに、日本の近代警察制度草創期から存在しています。

1874年（明治7年）1月15日：東京警視庁が設立。
1875年（明治8年）12月2日：警視庁第5方面第4署が田原町二丁目22番地に設置され、浅草警察署の前身が誕生。
1945年（昭和20年）3月10日：東京大空襲により庁舎が被害を受け、一時的に仮庁舎に移転。
1948年（昭和23年）1月8日：署内の留置場から5人が脱走。
1979年（昭和54年）6月9日：山谷地区交番で勤務中の警察官が男に刺殺される事件が発生。
1980年（昭和55年）3月末：現在の鉄筋コンクリート造りの庁舎が完成。

組織

浅草警察署には以下の課が設置されています。

警務課
会計課
交通課
警備課
地域課
刑事組織犯罪対策課
生活安全課

交番・警備派出所

浅草警察署には以下の交番・警備派出所があります。

西浅草三丁目交番
公園六区交番
雷門交番
花川戸交番
聖天町交番
橋場交番
東浅草交番
吉原交番
日本堤交番
* 観音前警備派出所（2007年4月に観音前交番から変更）

なお、駐在所および地域安全センターは設置されていません。

脚注

この情報は、浅草警察署の公式情報を基に作成しました。

外部リンク

浅草警察署

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