浅草駅 (首都圏新都市鉄道)

つくばエクスプレス浅草駅：浅草の新たな玄関口

東京都台東区西浅草に位置するつくばエクスプレス浅草駅（TX03）は、浅草の観光名所とはやや離れた、国際通りの地下に存在する駅です。そのため、東武鉄道や東京メトロ、都営地下鉄の浅草駅とはそれぞれ600～800メートル離れており、徒歩での乗り換えは困難です。最も近い他路線駅は東京メトロ銀座線の田原町駅で、徒歩約5分です。

駅の歴史と構造

建設当時は仮称「新浅草駅」でしたが、地元の強い要望により現在の駅名になりました。2005年8月24日に開業し、2007年3月18日にはPASMOが導入されました。

駅は地下4階に島式ホーム1面2線を有する地下駅で、改札口は地下1階にあります。ホームの壁には浅草の風情をイメージしたイラスト、エスカレーターには永井荷風や池波正太郎など浅草ゆかりの人物のイラストが描かれています。改札口には自動改札機と有人改札ブースがあり、A1、A2の2つの出口に加え、駅直結の南北区立自転車駐輪場の出入口も利用可能です。南駐輪場からは浅草ROXへの地下通路も繋がっています。

利用状況と周辺環境

2023年度の1日平均乗車人員は約11,199人です。つくばエクスプレスの快速停車駅ですが、六町駅や柏の葉キャンパス駅よりも利用客は少ないです。

駅周辺は、浅草公園六区に隣接し、観光客でにぎわう仲見世通りなどとはやや離れた、合羽橋道具街に近いエリアです。多くの神社仏閣、ホテル、商業施設が点在しています。

駅東側（A1出口）周辺: 浅草公園六区、浅草ROX、浅草演芸ホール、浅草花やしき、浅草寺、雷門、仲見世通り、浅草神社、多くのホテル、ドン・キホーテなど商業施設が集中しています。

駅西側（A2出口）周辺: 合羽橋道具街、台東区立中央図書館、東本願寺、浅草郵便局など、静かな住宅街と商業施設が混在するエリアです。

アクセス

バス路線

都営バスや京成タウンバス、台東区循環バス「めぐりん」、東武バスセントラルのスカイツリーシャトル、東京空港交通のリムジンバスなど、複数のバス路線が利用可能です。「浅草一丁目」、「西浅草三丁目」停留所などが最寄りです。リムジンバスは成田空港と羽田空港へのアクセスを提供しています。

隣接駅

つくばエクスプレス
新御徒町駅 - 浅草駅 - 南千住駅

まとめ

つくばエクスプレス浅草駅は、浅草観光の中心地からは離れていますが、合羽橋道具街や浅草公園六区といったエリアへのアクセスが便利な駅です。周辺には様々な施設があり、浅草の新たな玄関口として機能しています。観光客だけでなく、地域住民の生活にも密着した駅と言えるでしょう。

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