海南病院

愛知県厚生農業協同組合連合会海南病院

愛知県厚生農業協同組合連合会海南病院は、愛知県弥富市にあるJA愛知厚生連が運営する病院です。この病院は、全国厚生農業協同組合連合会の一員であり、地域医療の中核として重要な役割を担っています。一般的に「愛知厚生連海南病院」とも呼ばれています。

概要

海南病院は救命救急センターを保有しており、高度な救急医療を提供しています。病院名にある「海南」は、愛知県海部郡南部を意味しており、和歌山県海南市とは直接の関係はありません。

愛知県海部医療圏（弥富市、津島市、愛西市、あま市、海部郡大治町・蟹江町・飛島村など）の中核病院としての役割に加え、名古屋市西部から三重県北西部（桑名市、桑名郡木曽岬町など）にまたがる広域の基幹病院としての機能も果たしています。周辺地域に救急病院が少ないため、救急医療を担う責任は大きく、病床数の不足から増改築や新築が行われています。

かつては、蟹江町に海部中央病院があり、海南病院と役割を分担していましたが、海部中央病院の廃止に伴い、海南病院の重要性がさらに高まっています。

病床数は540床（一般病床534床、感染病床6床）で、DPCII群病院にも指定されています。

2004年（平成16年）の臨床研修必修化以降、東海地方でも有数の人気病院となっています。その理由は以下の通りです。

総合内科部門が充実しており、臓器別の専門科では対応が難しい患者さんの診療や研修医の教育に力を入れている。
麻酔科が管理するICU部門が充実しており、重症患者の管理・研修が行える。
各専門科間の連携が円滑で、総合病院でありながら大学病院のような「隣の科は別の病院」といった雰囲気がない。

診察科

（詳細は公式ウェブサイトを参照ください）

沿革

1938年（昭和13年）8月：保証責任海南医療購買利用組合連合会により開設。
1948年（昭和23年）8月：経営が愛知県厚生農業協同組合連合会に移管。
1959年（昭和34年）9月26日：伊勢湾台風により壊滅的な被害を受ける。
1961年（昭和36年）7月：再建。
2002年（平成15年）2月：AB病棟完成。
2014年（平成26年）：改装工事。

交通アクセス

JR関西本線・名鉄尾西線 弥富駅より徒歩約12分。
近鉄名古屋線 近鉄弥富駅より徒歩約10分。
三重交通バス名古屋桑名線「弥富」バス停下車、徒歩約10分。
木曽岬町自主運行バス中央線「海南病院前」バス停下車、徒歩約1分。
弥富市コミュニティバス「海南病院前」バス停下車、徒歩すぐ。
* 愛西市巡回バス「海南病院」バス停下車、徒歩すぐ。

外部リンク

公式ウェブサイト

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