海老名市コミュニティバス

海老名市コミュニティバスについて

海老名市コミュニティバス（えびなしコミュニティバス）は、神奈川県海老名市の公共交通機関として重要な役割を果たしています。このバスは地域住民が気軽に利用できるように設計されており、全ての路線が相鉄バス綾瀬営業所に委託運行されています。2023年10月1日より、愛称が「You Bus（ユーバス）」に変更され、地域の人々の移動手段として新たなスタートを切りました。

歴史と運行開始

海老名市コミュニティバスは2003年9月に初めて試験運行が行われた「国分ルート」に始まり、2005年4月1日から本格的な運行がスタートしました。その後、様々なルートの新設や改廃を経て、現在では合計3つの主要なルートが設けられています。これにより、住民や訪問者が市内の様々な場所に容易にアクセスできるようになっています。

運賃と支払い方法

運賃は大人200円、小児100円と非常にリーズナブルで、交通系ICカード（PASMO・Suica）にも対応しています。2016年8月1日からはICカードによる支払いが可能となり、これにより多くの利用者がそれまでの現金払いからスムーズに移行しました。なお、過去に販売されていたバス共通カードは現在利用できないため、注意が必要です。また、3000円で販売される専用回数券は3150円分の利用が可能で、非常にお得な選択肢となっています。

現行ルートの詳細

現在運行されている3つの主要なルートは以下の通りです。

1. 国分ルート

• - 主な停留所: 海老名駅東口、国分やまに平児童公園、かしわ台駅
• - 運行開始: 2003年9月（試験運行）、2005年4月1日（本格運行）
• - 変更点: 2021年に一部停留所が移設されました。

2. 上今泉ルート

• - 主な停留所: 海老名駅（ビナガーデンズ）、中央図書館前、かしわ台駅
• - 運行開始: 2006年10月（試験運行）、2008年10月（本格運行）
• - 変更点: ルート中の停留所が数回の改正を経て、近年はより便利に利用できるようになっています。

3. 大谷・杉久保ルート

• - 主な停留所: 海老名駅東口、海老名総合病院、EXPASA海老名
• - 運行開始: 2010年7月1日（試験運行）、2014年10月1日（本格運行）
• - 変更点: 新たな停留所の追加や、既存停留所の名称変更が行われています。

4. 下今泉ルート

• - 特徴: 12人乗りのワゴン車で運行され、特定の条件下でのみ乗車できるため、利用時には注意が必要です。2023年10月1日より実証運行が開始され、2025年5月31日まで延長される予定です。

過去の路線

過去には大谷・南部ルートや本郷ルートが存在しましたが、交通手段が整備されたために運行が終了しています。これにより、市内の交通網は一層効率的になっています。

車両とデザイン

海老名市コミュニティバスは全路線で日野・ポンチョを使用しており、特有の白いカラーリングと、側面には花と五重塔を描いた円形のステッカーが特徴です。最新のショートボディのポンチョも活用されており、地域の特色を表現しています。

まとめ

海老名市コミュニティバスは、地元住民と訪問者の移動手段として欠かせない存在です。今後も住民の便利さを追求し、地域に密着した運行を続けることで、多くの人々に愛されることを目指しています。

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