海老江出入口

海老江出入口（えびえでいりぐち）

大阪府大阪市福島区に設けられた、阪神高速道路3号神戸線上に位置する主要な交通結節点（インターチェンジ）の一つです。路線番号は「3-03」が付与されています。

構造と機能

本出入口は、いわゆるハーフインターチェンジと呼ばれる形態を採用しており、その利用は神戸方面への通行に限定されています。具体的には、3号神戸線を神戸方面から大阪方面へ向かう車両が高速道路を降りるための「出口」と、大阪市中心部などから高速道路に入り、神戸方面へ向かう車両のための「入口」のみが設置されています。

このため、大阪方面から神戸方面へ向かう車両が海老江出入口から降りることはできませんし、神戸方面から大阪方面へ向かう車両が海老江出入口から高速道路に乗ることもできません。利用可能な方向が限定されているため、事前に走行ルートを確認することが重要です。

特に大阪の中心市街地である梅田や北新地エリアへのアクセス拠点として知られており、これらの地域と神戸方面を結ぶ重要な役割を担っています。周辺の一般道を経由することで、これらの繁華街への迅速な移動が可能となります。

料金所

海老江出入口に併設されている料金所は「海老江料金所」と呼ばれます。ここでは通行料金の収受が行われます。料金所のブース数は合計で3つ設置されています。

内訳は以下の通りです。

ETC専用ブース: 2ブース
サポートブース: 1ブース

サポートブースは、ETC車が対象ですが、インターホン等による係員のサポートを受けることができます。現金やクレジットカードでの支払いを前提とした一般ブースは設置されていません。

ETC専用化

利用方法に関して重要な変更点として、2023年（令和5年）3月1日より、海老江出入口の「入口」料金所はETC専用となりました。この変更により、海老江から阪神高速道路に入り、神戸方面へ向かう際は、必ず事前にセットアップされたETC車載器と有効なETCカードが必要となります。現金での支払いを希望される方や、ETC車載器を搭載していない車両は、海老江出入口の入口を利用することができなくなりました。高速道路を利用する際は、他の出入口を検討する必要があります。

周辺環境と接続道路

海老江出入口周辺には、幹線道路が複数通っており、一般道とのアクセス性に優れています。特に、交通量の多い国道2号線や国道43号線が近くを通っており、これらの主要な一般道を経由することで、大阪市内各地や周辺地域へのアクセスが容易となっています。また、淀川も近接しており、地理的な特徴の一つとなっています。

阪神高速における位置

阪神高速3号神戸線における海老江出入口の位置関係は、以下のようになります。路線は神戸方面に向かって記述しています。

(3-02) 中之島西出入口 → (3-03) 海老江出入口 → 海老江ジャンクション (JCT) → (3-04) 姫島出入口

海老江出入口は、海老江ジャンクションのすぐ手前（大阪寄り）に位置しています。神戸方面へ向かう車両は、海老江出入口から本線に入った後、すぐに海老江ジャンクションで他の路線（例: 阪神高速2号淀川左岸線）への分岐・合流を選択することができます。前述の通り、海老江出入口は神戸方面限定のハーフICであるため、例えば姫島出入口方面から来て海老江出入口を利用することは構造上できません。

関連情報

海老江出入口は、日本のインターチェンジ一覧に登録されている施設の一つです。管理は阪神高速道路株式会社が行っており、最新の交通情報や料金に関する情報は、同社の公式ウェブサイトなどで確認することができます。

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