海路駅

海路駅（かいじえき）

海路駅は、熊本県葦北郡芦北町大字海路に位置する、九州旅客鉄道（JR九州）肥薩線の駅です。肥薩線は、熊本県八代市から鹿児島県隼人駅を結ぶ路線であり、海路駅は、その中間に位置しています。

歴史

海路駅は、1952年（昭和27年）6月1日に日本国有鉄道（国鉄）によって開設されました。これは、人吉機関区にキハ41000形気動車が配置され、運転を開始したことに基づいています。1987年（昭和62年）4月1日には、国鉄分割民営化により九州旅客鉄道が駅を継承しました。

駅構造

海路駅は、単式ホーム1面1線を有する地上駅です。山の斜面を削ってホームが設置されており、駅舎はありません。ホーム上には待合所が設置されています。駅の構造は非常にシンプルで、利用客は、列車を待つ間、待合所で休憩することができます。

駅周辺

駅のすぐ南西側には、平谷川（球磨川支流）が流れ、その川沿いに集落が形成されています。かつては、線路沿いを流れる球磨川沿いにも集落が存在しましたが、1956年から1958年にかけて電源開発瀬戸石ダムが建設された際に、ダム湖となり、多くの住人が移転を余儀なくされました。現在、駅周辺は静かな環境となっています。

周辺の施設

球磨川: 熊本県南部を流れる一級河川。海路駅付近では、ダム湖となっている場所もあります。
平谷川: 球磨川の支流で、海路駅の近くを流れています。
芦北町立海路小学校: 1994年に休校となりました。
国道219号: 球磨川の対岸を走っていますが、付近には球磨川を渡る橋はありません。
嬰児渕: 球磨川にある淵。

隣の駅

九州旅客鉄道（JR九州）

■肥薩線

瀬戸石駅 - 海路駅 - 吉尾駅

脚注

1. 曽根悟（監修）（著）、朝日新聞出版分冊百科編集部（編集）（編）「肥薩線・吉都線・三角線」『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』第2号、朝日新聞出版、2009年7月19日。

関連項目

日本の[[鉄道駅一覧]]

外部リンク

* 海路駅（駅情報） - 九州旅客鉄道

海路駅は、肥薩線のローカルな雰囲気を色濃く残す駅の一つです。周辺の自然と調和した静かな空間は、訪れる人に安らぎを与えてくれます。

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