海部野根道路

海部野根道路

海部野根道路は、四国地方の太平洋沿岸を東西に結ぶ阿南安芸自動車道の一部を構成する自動車専用道路です。徳島県海部郡海陽町の海部IC（仮称）から高知県安芸郡東洋町の野根ICに至る、全長14.3kmの区間を指します。

概要

起点: 徳島県海部郡海陽町多良
終点: 高知県安芸郡東洋町野根
全長: 14.3 km
規格: 第1種第3級
道路幅員: 12.0 m
車線数: 2車線
設計速度: 80 km/h
通行料金: 無料

道路の特徴

海部野根道路は、地域間の連携強化と観光振興を目的とした地域高規格道路として整備が進められています。通行料金が無料であるため、地域住民や観光客の移動負担を軽減し、交流促進に寄与することが期待されています。また、災害時における緊急輸送路としての役割も担い、地域の安全確保にも貢献します。

インターチェンジなど

海部野根道路には、以下のインターチェンジ（IC）などが設置されています。

海部IC（仮称）
宍喰IC（仮称）
甲浦IC（仮称）
野根IC

これらのICを通じて、周辺地域へのアクセスが向上し、地域経済の活性化に繋がることが期待されます。

主な橋梁・トンネル

海部野根道路には、以下の主要な橋梁とトンネルが存在します。

橋梁

善蔵川橋（30m）
海部川大橋（490m）
母川第1橋（80m）
母川第2橋（100m）
久保橋（110m）
宍喰川大橋（220m）
小池川橋（20m）
河内橋（30m）
河内川橋（80m）
生見川橋（20m）
相間橋（20m）
大谷川橋（20m）

トンネル

野江久保トンネル（2,640m）
日比原河内トンネル （780m）
河内第1トンネル （210m）
河内第2トンネル （1,080m）
生見トンネル （830m）
野根トンネル （1,130m）

これらの橋梁とトンネルは、海部野根道路の地形的な制約を克服し、円滑な交通を確保するために重要な役割を果たしています。

歴史

1994年（平成6年）12月：阿南安芸自動車道全体が計画路線に指定。
2015年（平成27年）4月9日：計画段階評価⼿続き完了。
2018年（平成30年）11月16日：都市計画変更。
2019年（平成31年）3月29日：事業採択。
2024年（令和6年）8月29日：海部IC（仮称）ランプ部の計画見直し

位置関係

海部野根道路は、阿南安芸自動車道の一部として、以下の道路と接続しています。

日和佐道路（徳島・阿南方面）
野根安倉道路（安芸・高知方面）
北川道路（安芸・高知方面）

関連項目

阿南安芸自動車道
四国横断自動車道
四国地方の道路一覧
地域高規格道路一覧

外部リンク

阿南安芸自動車道 海部野根道路 | 国土交通省 四国地方整備局 徳島河川国道事務所
一般国道55号 海部野根道路 事業再評価 令和5年11月1日 国土交通省 四国地方整備局

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