清澄白河駅

清澄白河駅について

清澄白河駅（きよすみしらかわえき）は、東京都江東区白河に位置する鉄道駅で、東京都交通局の都営地下鉄大江戸線と東京メトロの半蔵門線が交差する接続駅です。駅番号は、都営地下鉄がE14、東京メトロがZ11と定められています。駅の周囲には店舗やマンションが立ち並び、交通の利便性が高い地域です。

歴史

清澄白河駅は、当初「清澄」という仮称で計画されました。2000年12月12日に都営地下鉄大江戸線が開通する際に開業し、その後2003年には半蔵門線が押上まで延伸され、乗換駅としました。また、2004年には半蔵門線が東京メトロに継承され、その後も増便やICカード「PASMO」の導入、ホームドアの設置などの設備が整えられました。

2018年には、半蔵門線に発車メロディが導入され、より快適な利用が可能となっています。

駅構造

清澄白河駅の構造は、都営地下鉄と東京メトロそれぞれ異なります。

東京都交通局

駅は地下に位置し、島式ホーム2面3線を有しています。中線は始発および終着列車用で、両側にホームが接しています。ホーム壁面には樋口正一郎によるパブリックアート「20世紀文明の化石」があり、20世紀の工業製品が再利用された作品が展示されています。このアートは、高度経済成長期に江東区で生産された製品をテーマにしています。2011年からは、ホームドアの供用も開始され、乗客の安全が強化されました。

東京メトロ

東京メトロ側は、島式ホーム1面2線を有し、都営線よりも深い位置にあります。住吉駅方面には引き上げ線があり、特にラッシュ時には多くの列車が設定されています。駅構内は、主にシールド工法で建設されています。

発車メロディ

清澄白河駅では、半蔵門線において2018年9月13日よりスイッチ制作の発車メロディが導入され、1番線では「カットグラス」、2番線では「万華鏡」が流れています。

利用状況

清澄白河駅の利用者は年々増加しており、2022年度の都営地下鉄の1日平均乗降人員は34,819人、東京メトロ側では2023年度に54,925人と、予想を上回る利用客数が報告されています。

駅周辺

駅の周囲には多くの店舗やマンションがあり、清澄、白河、三好、深川の地域が広がっています。また、清澄白河駅近くには大江戸線の乗務員基地も併設されています。

周辺施設

• - 清澄庭園：東京都指定名勝
• - 江東区立深川図書館
• - 霊巌寺や深川江戸資料館
• - 東京都現代美術館

バス路線も充実しており、清澄通りや清洲橋通り沿いには多くのバス停が設置されています。特に、清澄白河駅前や清澄庭園前のバス停は利用客に便利な交通手段を提供しています。

隣接駅

清澄白河駅は、都営大江戸線の森下駅や門前仲町駅、東京メトロ半蔵門線の水天宮前駅や住吉駅と隣接しており、都市間の移動においても非常に利便性の高い地点です。

もう一度検索