渋木駅

渋木駅の概要

渋木駅（しぶきえき）は、山口県長門市深川湯本に位置する、西日本旅客鉄道（JR西日本）美祢線の駅です。この駅は、長門市と美祢市の境界付近の山あいにあり、周囲は自然豊かな風景が広がっています。

歴史

渋木駅は、1924年（大正13年）3月23日に美祢線の於福駅と正明市駅（現在の長門市駅）間が開通した際に開業しました。開業当初は一般駅として、旅客と貨物の両方を取り扱っていました。しかし、時代の流れとともに、1963年（昭和38年）6月1日に貨物取り扱いが廃止され、1984年（昭和59年）2月1日には荷物扱いも廃止となりました。

さらに、1985年（昭和60年）2月1日には無人化され、その後、1987年（昭和62年）4月1日の国鉄分割民営化に伴い、JR西日本の管轄となりました。

2010年（平成22年）7月15日には、大雨による厚狭川の氾濫で橋梁や路盤が流失し、美祢線全線が不通となり、渋木駅も一時営業休止となりました。しかし、2011年（平成23年）9月26日に全線が開通し、営業を再開しました。しかし、2023年（令和5年）7月1日には再び大雨による厚狭川の増水で橋梁や路盤が流出し、再び全線不通となり、営業休止となっています。同年7月4日より代行バスが運行を開始しています。

駅構造

渋木駅は、相対式ホーム2面2線を有する地上駅です。交換設備を備えており、列車の行き違いが可能です。駅舎は下りホーム側に木造のものが設置されていますが、無人駅であるため、自動券売機などの設備はありません。上りホームへは跨線橋で連絡しています。駅の管理は長門鉄道部が行っています。

駅には、案内上ののりば番号は設定されていません。

利用状況

駅の1日の平均乗車人員は、近年減少傾向にあります。

駅周辺

駅周辺は長門市南部の山あいに位置し、美祢市との市境に近い集落です。駅舎の所在地は長門市深川湯本ですが、駅のほぼ半分は長門市渋木に所在しており、駅名もこの地名に由来しています。渋木地区の中心集落は、駅からやや東に位置しています。

駅周辺には、以下の施設があります。

渋木簡易郵便局
渋木八幡宮
長門市立大畑小学校
国道316号

隣の駅

西日本旅客鉄道（JR西日本）美祢線における渋木駅の隣の駅は以下の通りです。

於福駅
長門湯本駅

参考文献

曽根悟（監修）、朝日新聞出版分冊百科編集部（編集）「山口線・美祢線・宇部線・小野田線・岩徳線」『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』第7号、朝日新聞出版、2009年8月23日

関連項目

日本の[[鉄道駅]]一覧
苦木駅 - 岡山県和気郡佐伯町（現・和気町）にあった同和鉱業片上鉄道の駅

外部リンク

渋木駅｜駅情報：JRおでかけネット

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